第287/365回:「Win-Winパラダイム」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「win-win パラダイム」について。

「win-winは、すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢である」完訳版 p289

Win-winのパラダイムで人間関係を築く人は、人生はゼロサムゲーム(どちらかが勝ったらどちらかが負ける)ではなく、協力する舞台と考えます。

そのためには「豊かさマインド」を持つ必要があります!

「豊かさマインド」とは・・・

この世の中にはすべての人に行きわたるだけのものがたっぷりとあるという考え方です。

1枚のピザは全員が食べるのに十分にあるという考え方・姿勢。

一方で、1枚のピザは誰かが一切れ食べたら、自分の取り分が減ってしまうという姿勢と考え。

人生をゼロサムゲームととらえ、自分さえ勝者になれれば他者がどうなろうと知ったことではない!という考え方・姿勢のことを・・・

「欠乏マインド」と呼びます。

*「豊かさマインド」と「欠乏マインド」については、また後日詳しくお話します。

「win-winの根本には、全員が満足できる方法は十分にあるという考え方がある。誰かが勝者になったからといって、そのために他者が犠牲になって敗者になる必要などない、全員が勝者になれると考えるのである」完訳版 p289

私たちは、早ければ幼児の頃から“お受験”という“競争”にさらされます。

そして、義務教育⇒高校⇒大学⇒就職と常に“競争”の世界を歩むことになります。

お互いを高め合う競争(スポーツなど)自体はむしろ良いことなのですが、競争=勝敗というパラダイムで相手を見ると、「自分さえ勝者になれれば」というパラダイムに陥りがちになります。

「問題は自分の外側にではなく、自分の内側にある」という原則に従えば、自分も合格して相手も合格する(win-winパラダイム)を目指して・・・お互いを健闘しあい、高め合い、喜び合い、祝福するといったwin-winパラダイムに至ります。

議論においても同じことが言えます。

議論は戦いではありません!更に良いアイデアを生み出そう=シナジーを作り出そう!という姿勢が大事なのです。

議論=勝敗と考えた時点で、win-loseかlose-win、最悪lose-loseのパラダイムに陥ることとなります。

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