「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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まず相手を理解するためには「共感による傾聴」が必須でしたね!
「共感による傾聴」をさらに深掘りして、具体化するために赤羽雄二さんの「自己満足ではない 徹底的に聞く技術」からも数回にわたり引用させていただきました。
第1~第3の習慣は「自立」を目指す「私的成功」のための習慣。
そして、第4~第6の習慣は「相互依存」を目指す「公的成功」のための習慣。
私⇒公へと、成長の連続体を昇っていきます。
日々の「私的成功」を目指しながら、相手との関わり、社会との関わりのなかで信頼関係を築き、Win-Winを目指す。そのために、大切な原則が「まず理解に徹する」こと。
相手を理解したい!理解しよう!と本気で思うこと。すなわち、共感による傾聴で話を聴くことが求められます。
話の聞き方には5段階ありましたね?
①まったく聞く気がない。
②聞いているふりをする(年配の男性陣が配偶者の話を聞くときに使うテクニックです 笑)
③部分的に聞く(自分に都合のいい部分だけ選択的に聞く)
④注意して聞く(この段階で初めて相手の話を聞こうという気持ちで聞いています)
⑤共感による傾聴。
「私は人の話を聞けます」という多くの方が、④注意して聞くレベルで止まっています。
これ自体ももちろん(聞こうという気持ちがあるだけ)素晴らしいことなのですが、まだまだ“聴く“レベルには達していません。
相手が話をしている途中に、つぎに自分が何を話そうか?どういうアドバイスをしようか?早く話が終わらないかな~・・・などと、心の中では思いながら聞いている方がほとんどなのです。
心の中で思っていても、表情にはあらわれるので相手には見破られます!
結果、「あっ!この人は話を聞いてくれるのではなくて、自分のことを話したいんだ」と見透かされて、信頼残高の大きな引き出しとなります。
私が話を聞いてくださいと言うと、そんな風に思ってはいけないとお説教。あなたは私の気持ちを踏みにじる。
話を聞いてくださいと私が頼み、あなたが私の悩みを解決するために、何かをしなければという気になったら、奇妙に思えるかもしれないけど、あなたは私の期待を裏切ったのです。
聞いてください!私が願うのは、ただ、あなたに聞いてもらうこと。何も話さず、何もしないで、ただ聞いて欲しいのです“ 作者不明 「7つの習慣 ティーンズ」より