第106回:「先ず理解に徹し、そして理解される」~話の聞きかた5段階

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

「第5の習慣」では、話の聞きかたには5段階あるということが書かれています。

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①無視する・・・言葉通り。そもそも話を聞く気が無い!

②聞く振りをする・・・聞いているように見せかけているが、実は聞いていない!例えばTVを見ていたり、スマホを触っていたりして、相手が話しかけているのに「うん、うん」と頷いてはいるが、実は話は右から左。「それで、どうなの?」と聞かれても「何だっけ?」と。こんな経験ありませんか?(笑)

③選択的に聞く・・・自分の興味や関心のあるところだけ聞く!相手が話している時に、興味や関心があることなら聞いてはいるが、それ以外の話になると途端に聞いている振りにもどってしまう。

④注意して聞く・・・相手の話しを注意して聞くことは出来るのだが、自分の経験や価値観と比べたり、自分の”立場”から聞いている姿勢!

⑤共感による傾聴・・・相手を理解しよう!理解したい!と言う気持ちで話を聴き、発する言葉だけではなく、相手の表情や仕草、感情などからも読み取り、聴き取ろうとして全集中で相手の”立場”で話を聴く。

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・「聞く」=自然に聞こえてくる音声として”耳”だけで聞くこと。

・「聴く」=傾聴と言う言葉の通り、相手の話しを注意深く聴くこと。

「私は相手の話しを聞くのには自信があります」と言う方の多くは④の注意して聞くレベルです!「傾聴」もこのレベル④に当たります。

レベル④までは意識して頑張れば達成出来ますが、レベル⑤の「共感による傾聴」を実践するためには、常に相手からの信頼残高の預け入れが出来ている状態でなければなりません!

そして、「7つの習慣」で推奨されている聴き方はレベル⑤の「共感による傾聴」です。

この「共感による傾聴」を阻んでいる壁は何なのでしょうか?次回はこの話をさせていただきます。

「先ず理解に徹するためには、大きなパラダイムシフトが必要である。私たちはたいてい先ず自分を理解してもらおうとする。ほとんどの人は、相手の話しを”聴く”時も理解しようとして”聴いて”いるのではない。次に自分が何を話そうか考えながら”聞いて”いる。話しているか、話す準備をしているかのどちらかなのである」by S・コヴィー

*パラダイムシフト:自分のフィルター(視点)のみで物事を見たり考えたりするのではなくて、相手の立場に立ったり、物事を一歩引いて見たり、考えたり・・・自分の思いや考え方(視点)を変えること。