「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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第7の習慣である「刃を研ぐ活動」の中には、肉低的側面(健康に対する側面)・知的側面・精神的側面(心を安定させ、ストレスを軽減させる等)・社会・情緒的側面(人間関係に対する側面)の4つの側面=活動をバランスよく行って行くことが、毎日の「私的成功」につながり、毎日の「公的成功」の土台にもなるとあります。
学び、決意し、実行すると言うPDCAを回し続けることによって、人は“成長の螺旋階段”を登り続けることが出来ると。
「自分に投資をする時間」は、自分自身を高め、アウトプットも高め、周囲にも良い影響を与えます。
以前、「毎日30分自分のための時間が取れますか?」と言う私の質問に対して「無理!」と即答した方がいらっしゃいましたが、この「刃を研ぐ活動=自己投資する活動」はどこかの時間を削ってでも捻出しないと、永遠に”緊急事態”に振り回されて、心も身体も周囲との関係もどんどん悪化してきます!
コヴィー博士は「1日1時間、自分への投資の時間を作ろう」と言っていますが、最初は30分から始めて徐々に増やして行けば良いと思います。
そして、大切なのはこの4つを”バランスよく”研いでいくと言うことです!
仕事だけ出来ても、身体が病弱だったり、身体は健康だが、学ぶことが嫌いで人付き合いも嫌いで・・・このように偏っていたら”人としての成長”は阻害されると言うことですね!
日本では、スポーツ精神に求められるものに心(精神)・技(知性)・体(健康)と言う言葉があります。
これに加えて、一緒にやる仲間や監督・コーチとかとのコミュニケーション(人間関係)も求められますので、スポーツや武道を行うことは、一隻四鳥の「刃を磨いている」のですね!
お金の使い方には”浪費””消費””投資”があるように、人間も自分に投資する時間を設けることによって、どんどんと成長を実感でき、内面から磨かれて行きます。人間としての土台(私的成功)が築かれて行くのですね。