第74回:第3の習慣~時間管理のタスク-10「人にまかせる」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

第Ⅲ領域にかける時間を減らす方法として、「ノー」と言う勇気、そしてもう一つ・・・「人に任せる(デリゲーション)」がありました。

「すべてのことを達成するには、自分の時間を使って実行するか、人に任せるか・・・人に頼むとかえって時間がかかるし労力も使うからと、デリゲーションを嫌がる人は多い。自分でやったほうが上手く出来るからと思うかもしれないが、人に効果的に任せることが出来れば、自分の能力を何倍にも生かせるのである」by S・コヴィー

このデリゲーションには2種類あります!

①使い走りのデリゲーション:あれやって!これやって!とただ命令・指示するだけのデリゲーション。任された相手は言われたことしかやらず、結果に対して責任も持たない。

これは”職場あるある”ですね!自分もめんどくさい仕事はしたくないものだから、雑務を人に振ってしまう、あるいは振られてしまう。お互いに責任から回避して、相手を尊重することもせずに仕事を丸投げすること。

②全面的なデリゲーション:手段ではなく結果を重視するデリゲーション。手段は自由に選ばせ、結果に責任を持たせる。このデリゲーションには時間と忍耐が必要だが、任された相手は信頼されたことによって責任とやる気が出る。お互いにwin-winの関係となる。

あの人の頼みなら仕方ない・・・あの人のためなら・・・こうした方が周囲に居ませんか?何故その人の頼みなら気持ちよく「はい!」と言えるのでしょうか?

その方が信頼の置ける方で、日頃からあなたに対しても誠実な態度を取っているからでしょう。

この全面的なデリゲーションを行うためには、先ずあなた自身が主体的であり、常にインサイドアウトで影響の輪を広げている人物であることが必要です!

ですから、物事を頼む時もただ丸投げするのではなくて、明確な指示と目的を共有し、相手を尊重する姿勢で依頼が出来る。

自分のwinと相手のwinを常に考えているので、相手からの信頼も厚い。

「自分でやった方が早い!」この気持ちも良く判ります。しかし、子育てや人材育成と言うタスクに対して、相手を育てると言う意志を明確にし、全面的なデリゲーションを行うことで、自身のマネジメント能力も向上し、相手の能力も向上するのです。

 

「信頼ほど人にやる気を起こさせるものはない。信頼されていると思えば、人は自分の最高の力を発揮する。だが、それには時間と忍耐が要る。信頼に応えられるレベルまで能力を引き上げる訓練も必要だ」by S・コヴィー

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