第339/365回:「再び、インサイドアウト」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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再び、インサイドアウト!

「7つの習慣」はインサイドアウトに始まり、インサイドアウトに終わっています。

それほど大事な原則ということですね!

原則とは何ですか?と、質問されますが、当ブログの頭に記載している部分が原則の答えです。

また、「7つの習慣」そのものが原則を書かれた書籍ですので、「7つの習慣」を学び、実践すること=原則に則って生きることになります。

終わりよければすべて良し?ではありませんが、「再び、インサイドアウト」

インサイドアウトとは、変えられない相手や、変えられない状況の中でも、他者や環境のせいにしないで、「今、この状況で自分にできることはなんだろう?」と自分に問いかけ、自分の影響の輪の中でできることを実践していきましょう!という”内から外へ”のアプローチでした。

問題は相手や状況といった外側にあるのではなく、その相手や状況をどう受け止め、それに対してどんな選択肢が取れるのか?と問題は自分の内側=内面にあることを理解すること。

そして、変えられない相手や状況に対しても、影響の輪の中で、自分ができることにフォーカスすること、これがインサイドアウト。

逆に「何であの人はいつも○○なんだろう」「私が正しい」「私がこんなにやってあげているのに」など、こうしたアウトサイドインの考えでいると、いつまで経っても何も変わらない。

書籍にも先ずその問題は、自分でコントロールできることなのか?間接的にコントロールできることなのか?あるいは、コントロールできないことなのか?の事例が書かれています(アドラー心理学の課題の分離)

①自分がコントロールできる問題であれば・・・「私的成功」を目指して第1~第3の習慣を実践することによって好循環が生まれる。

②間接的にコントロールできる問題であれば・・・「公的成功」を目指して第4~第6の習慣を実践し、相手に信頼されるために影響を及ぼす方法を考えることで、好循環が生まれる。

③コントロールできない問題であれば・・・笑顔をつくり、穏やかな気持ちでそれらを受け入れる。

「私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである」完訳版 p84

相手からどんな言葉・態度をされても、どんな状況に遭っても「自分にできることはなんだろう?」と問いかけ、実践することが、インサイドアウトのアプローチです。

 

 

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