「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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三つ子の魂百までも・・・3歳頃までに人格や性格は形成され、100歳までそれは変わらないという意味で使われることわざです。よく耳にしたことがあると思います。
ある「子育て本」の著者はこのことわざに対して、こんなことを言っていました。
「これから何十年もの人生を歩んで行く子どもの人格が、3歳までに決められるわけがない」
これ、半分当たっていて、半分外れてるんです。
愛着障害研究の第一人者でもあり、精神科医の岡田尊司先生は数ある著書のなかで、「生後1年半(ぎりぎりで2年)に、母親からの無条件の愛情をどれだけ受けたか、母親が安全基地として機能していたかがその後の人格形成に大きな影響をあたえる」とおっしゃっています。
つまり3歳の時点で本来は安全基地であるはずの母親が、子どもに対してネグレクトしたり、虐待したり、“無条件の愛”を注げなかった場合、ほとんどの子どもが幼少期~思春期~大人、そして愛着障害を克服できない状態が続くと70代、80代という老人になっても不安定な状態におちいり生きづらさを感じ、メンタル疾患に罹患したり、自殺してしまったりと自傷行為に走ったり、あるいは犯罪に手をそめたり、薬物やアルコールに依存したりと、反社会的な行動にでると。
3歳では遅いのです!岡田先生の理論でいうと、二つ子の魂百までもとなるのですね。
ただし、この大切な1歳半までの間に、母親からの無垢の愛を受けられなかった場合でも、その後の人生において、パートナーや友人、教師や同僚、先輩などが安全基地として機能した場合は、愛着障害を克服することもできると述べています。
父親の存在が出て来ませんが、母親と父親の役割というか、子どもに対する影響というものは動物学的にも生理学的にもまったく異なるものとなるため、ここでは割愛させていただきます。
この愛着障害について書き出すと、10回くらいに分けて書くことになってしまうので。
さて、ここからが本題です。
そうした外的な要因・・・「遺伝的要因」「心理的要因」「環境的要因」は人間に対して多かれ少なかれ影響は与えます。特に壮絶な虐待やネグレクトを受けて育った子どもは、この影響から逃れることは不可能にも思えます。
しかし、コヴィー博士は言います。
非情に厳しい言葉に感じます。それは理想論であるとおっしゃる方もいらっしゃることでしょう。
しかし、コヴィー博士のこの言葉には人間の持つ可能性、選択する能力を応援するメッセージが隠されています。
続きは次回に・・・