230411「07部共有:正しい場所に梯子を掛けるためには?」

児玉伸也のブログ

【07部紹介】

7つの習慣は成功を掴むために人格を磨く素晴しいバイブルですが、自分の葬式を思い浮かべるなど長い期間での成長が必要です。そのため7つの習慣を読んでも、まず何から実践して良いか悩むことがあります。

ゼロ秒思考は元マッキンゼーの赤羽雄二さんが考案したA4メモ書き思考法です。頭の中のモヤモヤを書き出すことで、思考がどんどん早くなりなり即断/即決/即実行ができるようになります。

7つの習慣のインプットをゼロ秒思考で自分ごととしてアウトプットすることで、より具体的に7つの習慣を実践できるようになります。特に7つの習慣を読んだけど中々実践できない方や、文字ばかりで中々読み進められない…ゼロ秒思考って何?と言う人まで一緒に勉強していきましょう。

毎週日曜日8:07分よりクラブハウスにて開催中!

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今回のお題は第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」より・・・

”梯子を登り切ったあとで、しまった(梯子を掛ける場所は)ここでは無かった!と気づいたことはありますか?正しい場所に梯子を掛けるためには、どんな準備が必要ですか?”

というお題を今回は私から問いかけさせていただきました。

今回も様々な視点からシェアをいただき大変勉強になりました!

「7つの習慣」の第2の習慣である「終わりを思い描くことから始める」とは、自分の葬儀のシーンを想像してみて、弔問に訪れて来てくれた大切な人から、どんな弔辞を読んでもらえたら「最高に幸せな人生だった」と思えるのか、「悔いのない人生だった」と思えるのか、を想像すること、考えることで日々の時間の使い方を工夫していきましょうという説明がなされています。

そのための鍵となってくるのが”二つの創造”を行うこと。

まず第一の創造(知的創造)でそうなるために十分な準備・計画を立て、そして第二の創造(物的創造)で実際に行動に移す。

この第一の創造を行うことが、第2の習慣を実践すること。そして、第二の創造で実際に行うことが第3の習慣である「最優先軸を優先する」ことであると。

人生は選択の連続です。どこに梯子を掛けるのがベストなのか、実際に登ってみなければわからないことも多々あります。

しかし、自身のMS(ミッションステートメント)に従って生きていれば、道に迷うことは無いし、自分の梯子を正しい場所に掛けるための指針にもなってくれます。

◎人間関係に置ける正しい梯子を掛けたければ、まずは相手の理解に徹すること(人間関係に置ける絶対的な原則)。そうすれば、相互信頼関係が築け、「良かれと思ってやったことが、相手に取っては大きなお世話だった」といった誤解も無くなります。

◎子どもが小さかったころに、仕事を最優先事項としていたため、子どもと遊ぶ時間もとれず、最後は自分の身体まで壊してしまった。
そのときに、梯子を掛ける場所を間違えたと気づいたいうお話もありました。

◎梯子を登っている最中で、挫折しそうになったり、諦めそうになったり、苦しいときもあったが、いざ登ってみると頂からの眺めは最高だったというお話もありました。

富士登山と同じで、外からはあんなに美しく見える霊峰富士も、いざ登り始めると、ごろごろとした岩の転がる急勾配の山道を、ひたすら登り続けなければならず、途中で「登らなきゃ良かった」と後悔する人もいます(笑)
しかし、苦労して登り続け、山頂に到着して、そこからの眺めはすべての苦労を忘れさせるほど、素晴しい絶景が広がっております。

まさに、登ってみないとわからない、行動してみないとわからない事例ですね。

◎他にも、自分の中の”燃えるようなYes”以外のことを手放す、止めることも大切であるというお話も聞きました。
あちらこちらの梯子を”取りあえず”登ってみるのではなくて、自分の内面に赤々と燃えているボイス(燃えるようなYes)にしたがって、梯子を掛けて登り続けること!これも素晴らしい二つの創造が行われている状態ですね。

◎仕事に置いては、会社や上司によって立て掛けられた梯子を登ることが求められるので、自分では選べないというお話も聞きました。
確かに、そうですよね。ただ、私たちには人によって掛けられた梯子を登るという選択もできるし、登らないという選択もできるということです。

上司から登るように命じられた梯子を登らないという決断をくだすには、相当の勇気が求められますよね。

しかし、ここで(登るよう)指示された梯子はなんでも登ると合意してしまうと、あちらこちらの梯子を登るはめとなり、自分の人生を生きられなくなる⇒他者に脚本づけられた人生を歩むこととなり、常にLose-winなパラダイムで生きることになってしまいます。

「ノー」というためには、日頃から自分の心身(内面)を整え、知性も磨き、応援してくれる仲間も作っておくといった四つの刃を研ぐ活動を習慣化し、準備・計画をしておくことで、「ノー」といえる自分を作っていけると思います。

相手の感情や気持ちは変えることはできないので、自分が影響の輪のなかでできる努力をインサイドアウトで日頃から行っておくことも大切です。

個人に置いても、組織に置いても、人間関係に置いても、どう在りたいのかを問い続けること。

そして、そこに向かうためにはどんな準備や計画が必要で、実際に行動に移すためには、どんなアクションプランを立てれば行動に移すことができるのか、これも問い続けること。

自分に問う=セルフコーチングを継続することによって、ぶれない自分軸を持ち、どこに梯子を掛ければ良いのかも見えてきます。

途中で「あっ、間違えた」と思ったら、また別の場所に梯子を掛けて登り始めれば良いだけのこと。

ただし、やみくもに梯子を掛けるのではなくて、自身の内面と自己対話を行いながら、MSを作成し、登るべき場所を決めましょう。

「仕事に追われ、“活動の罠”に人はいとも簡単にはまってしまう。成功への梯子をせっせと登っているつもりでも、一番上に到達したときに初めて、その梯子は間違った壁に掛けられていたことに気づく。結局はまったく効果のない、多忙きわまりない日々を送っていることが大いにありうるのだ」「7つの習慣」p119
「成功の梯子を効率的にうまく登れるようにするのがマネジメント(第二の創造)であり、梯子が正しい壁に掛かっているかどうかを判断するのがリーダーシップ(第一の創造)である」「7つの習慣」p123

人生に置ける第一の創造とは、ミッションステートメントを作成し、それに照らし合わせて生きて行くこと。

「個人のミッションステートメントも、正しい原則を土台としていれば、その人にとって揺るぎない基準となる。その人の憲法となり、人生の重要な決断を下すときの基礎となる」「7つの習慣」p134

(連続投稿419日目)

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