第176回:「感情を出すことと、感情的になることの違い」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

感情を表すことと感情的になること(感情に振り回されること)はまったく異なります!

感情を出す=喜怒哀楽を見せることは人間であれば当然であるし、全く感情を表に出さない人の方が不気味です。人間であれば当然に喜怒哀楽と言う感情は持っています。

例えば毒親からの影響で、自分の感情を殺してまで親の顔色を見なければならない幼少期がそうした「感情を出してはいけない」「感情を出すのは恥ずかしいことだ」と言う“思い込み”を作ってしまう場合があります!

しかし、嬉しい時には心から喜び、悲しい時は思い切り涙を流し、不正に対しては堂々と反論する勇気を持ち、楽しい時は楽しいと言える・・・これが人間として自然な状態であると思います。

更にもう一段成長出来ると、自分ごとだけでは無くて、他者の成功を心から喜び、共感できる・・・この世には全員が満たされるだけの十分なものがあると言う考え=「豊かさマインド」を育むことが出来るようになる・・・「自立した状態」ですね。

感情に流される=反応的になる(周囲に当たり散らしたり、引きずり回したりする)ことは動物と同じで、刺激即反応(闘うか逃げるか反応)のパラダイムであり、感情を表に出すこととはまったく異なります。

常に感情に支配され、流されていては、誰かに対して共依存の状態から抜けられないし、そもそもそういう人間からは周囲は離れて行く。

我慢強い、打たれ強い人間の方が、日本では徳があるように思われてますが、理不尽な要求に対しては、根拠を明確にして“No”を突きつけることが出来る人が本当に強い人だと思います!

謙虚さの中にも、我慢強いと言うことは「言うべきことはハッキリと主張する」とあります。

相手のwinを考えて尊重する“思いやり”と自分のwinをハッキリと主張できる“勇気”=「勇気と思いやりのバランスが大切である」と。

特に負の感情は溜め込まないで、素直にその感情が「ある」と認めて、外に出す(=捨てる)ことが大切なんですね。本当に辛い時、悲しい時に「楽しいことだけ考えましょう」と言われても無理です!

悲しい、辛いと言う感情をたっぷりと感じたら、何時かは捨てる。時間はかかるかもしれませんが、また歩みを始める。それが「捨てる」と言うことなんだと思います。

負の感情を捨てるために必要な能力こそが、正に”自覚の能力”なのです。

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