第371回「共感による傾聴=アクティブリスニングをものにするには?」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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信頼残高を高めるうえで、もっとも大切な原則は「共感による傾聴で、まず相手を理解すること」です。

そのためには、相手が話をしているときに自叙伝的反応(評価する・探る・解釈する・助言する)をせずに、ただただ相手の言葉に共感すること。

ここまでは頭ではご理解いただけると思います。

赤羽雄二さんの「自己満足ではない 徹底的に聞く技術」においても、第1ステップの「聞く」ということに関しては、本気で相手に関心を持ち、”余計なことを考えず、相手の言葉そのものの理解に努める”最後まで徹底的に寄り添うように相手の話しを聞くことと書かれています。

さて、自叙伝的反応をしないで、徹底的に話を聞く、あるいは余計なことを考えず、相手の言葉そのものの理解につとめるように聞く。

これ実際にできる方どれほどいるのでしょうか?「私は人の話を聞けます」という方もまれにいらっしゃいますが、本当に理解して、共感して、頭の中や心の中で反応しないで聞けているのでしょうか?

頭で理解すること=インプットすることと、実際に話を聞けること=アウトプットすることは、車の運転の仕方を知っていても、実際に公道で走ったことがないくらいほどの差があります。

免許を取ったら、自分で色んな道を走りながら、こういう場合はこうしてああしてと迷いながら、失敗しながら運転技術を高めていくことと似ています。

練習、訓練が必要なのは人の話を聞くことでも同じ。

「自分ができている」が基準では無くて「相手がどう感じているのか」が基準となります。

ですから、共感による傾聴やアクティブリスニングができている人のところには、話を聞いて欲しいという方が集まって来ます!

そこが、赤羽さんのいう「自己満足」ではないところなんでしょうね。

実際に出来ている方は「私はできています」とわざわざ言いふらしたりしないのも特徴としてあります。人格を磨いている方が多いので、必要以上に前に出ようとしない。

本当に相手の話しに興味を持って聞いているとフロー状態(脳が集中している状態)にはいります。「そうなんですか!それで?」と自然な流れで相づちもはいります。

こうなると相手ももっと話したいという気持ちが強くなって来ます。

会話のキャッチボールができている状態です。

自分が興味のない話に対しても、このフロー状態にはいることができるようになったら、そして相手の言葉や感情を自分の言葉にして、相手の通訳のように話を伝えることができるようになったら、相当高いレベルで共感による傾聴ができていると言ってもいいでしょう。

それにはやはり練習=訓練は必要です。

もしも「人の話を聞けるようになりたい」と本気で思っていらっしゃる方は、私も参加している「アクティブリスニングのロープレ会」に参加して、実際にやってみませんか?

しっかりとしたフィードバックももらえるので、自分の聞き方のクセもわかるし、改善ポイントも見えてきます。なにより”楽しみながら”スキルも高まっていきます!

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