第372回「カラスが白いと言われたら・・・」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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火曜日に赤羽雄二さんのオンラインサロンで、「カラスが白い」の本当の意味について、ご本人からもお話があり、サロンメンバーともその意味するところについて話し合いをおこないました。

相手が「白いカラスを見た」という「ありえない!」「冗談だろ?」のような話をしてきたら、どう対応すれば良いのか、私なりの答えを書いてまいります。

◎相手との関係性による。
これが答えです。

例えばまったくの初対面の人が玄関のチャイムを鳴らして、あなたが出て行ったとします。

「あの~、お宅の庭に白いカラスがいるんですが・・・」と見知らぬ人が言ってきました。

ちょっと危ない人だなと思いますよね。年よりであれば認知症を疑います。焦点が定まっていなくて、顔もげっそりとしている危なそうな感じの人だったら警察に通報することも考えると思います。暇だから話し相手にでもなろうかという心の広い方もいらっしゃるとは思いますが。

それが子どもだったらどうでしょう?

「おじさん、そこに白いカラスがいるよ」と。「えっ!そうなの。どれどれ・・・」と見に行きますよね・・・これが「カラスは白い」の真相。

相手が誰で、自分との関係性はどうで、利害関係があるのかないのかなどの要素を含めての判断になります。

そうした線引きを自分の中で持っていないと、身の危険にさらされるリスクも生じて来ます。

例えば、パワハラ上司が”社会通念上あり得ない”ほどの仕事を「明日までにやっておけ」(これも「ありえない」=「カラスは白い」話し)と言って来た場合は、「わかりました!おっしゃる通りにします」と共感していたら、我が身が持ちません。この場合は毅然と断るか、逃げるかの選択が必要となります。

「カラスを白くしろ」のようなモンスタークレーマーも同じです。共感して「おっしゃる通りです」などと受け止めていたら、自分も周囲も危険です。

つまり、誰に対してもどんな場面でも、共感による傾聴=アクティブリスニングをしなさいと言うわけではないのです。

パワーバランスが下の人間から相談されたとき、家族や友人や同僚から相談されたとき、こうした相手の話しに真剣に耳を傾ける必要性があるときに、「カラスは白い」が有効となります。

ある方が自分の子どもに向けて、「パパ、白いカラスを見たんだ」と話しかけてみたそうです。

返ってきた子どもの答えは、「そのカラス、雪をかぶっていたのかな」・・・凄いですよね!この発想は大人にはまずできないと思います。

知識や経験はときに思考に悪いストッパーをかけるときがあります。固定観念や既成概念に引きづられそうになる場合もあります。

カラスが雪をかぶって白く見えることだって、あり得ます。相手が大人であっても、そのまま共感する。自分の中の”当たり前”を疑ってみること、自らパラダイムシフトを起こしてみることが、相手を理解するということではないでしょうか。

「私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく。私たちのあるがままの世界を見ているのであり、自分自身が条件づけされた状態で世界を見ているのである」完訳版 p22

赤羽さんのインスタ「カラスが白い」と言われたらはこちらから・・・

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