「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。
以前、パラダイムシフト・インサイドアウト・原則について説明させていただきましたが、この3つの考えは「7つの習慣」どの習慣に置いても大切な考えなので、都度(読んでいただいてくれた皆さんが”なるほど”と腹落ち出来るように)説明させていただきます。
”コヴィー博士が遭遇したパラダイムシフト”
「7つの習慣」を読んだことがある方なら、余りに有名なエピソードですのでお判りかと思いますが、パラダイムシフトってこういうことなんだ!と理解していただくために、今回はコヴィー博士のエピソードを投稿させていただきます。
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ある日の朝、コヴィー博士は地下鉄に乗っていました。
そこで目にしたのは、車内を大声で騒ぎ回り、乗客に迷惑をかけている子供たち。
その側には父親と思われる人物が座っているのですが、一向に子供たちに注意をするそぶりをみせない。
この時に、コヴィー博士はこう思いました・・・
コヴィー博士のパラダイムでは、「皆に迷惑をかけるのは良くないことだ。親は子供に責任を持つべきだ」でした。
そして、「子供が騒いでいるのに、何て無関心な親なんだ」と思考を巡らせます。
そして自身のパラダイムに従って、行動に移します。
その父親と思われる男性に向かって「お子さんたちが皆さんの迷惑になっていますよ。少し大人しくさせていただけませんか?」と注意を促しました。
この時点での成果は”注意する側”と”注意される側”と言う関係です。
そして、コヴィー博士の注意を受けた父親はこう答えます。
「どうにかしないといけませんね。・・・病院の帰りなんです。1時間ほど前に、あの子たちの母親が亡くなって・・・これからどうしたらいいのか?・・・あの子たちも動揺しているのでしょう」と。
その言葉を聞いた瞬間、コヴィー博士の中で、強烈なパラダイムシフトが起こります!
・親は子に責任を持つべきだ⇒困っている人を助けなければ。見た目で判断してはいけない!
・子供が騒いでいるのに何て無関心な父親なんだ⇒大切な人を失った人に対する同情・哀れみ。
・お子さんが皆の迷惑になっていますよ!少し大人しくさせていただけませんか?⇒私に出来ることは何かないでしょうか?
・結果として、親身に話を聴き、良き理解者となろうと言う関係となりました。
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如何でしたでしょうか?
もしも、コヴィー博士が自身のパラダイムに固執して、あくまでも以前のパラダイムでしか物事をとらえることが出来なかったら、こうしたパラダイムシフトは生まれていなかったでしょう!
以前も説明したように、人には生い立ちや経験などから刷り込まれた(○○あるべき、○○なはずだ・・・)と言った自分のものの見方や考え方=パラダイムが存在します。
しかし、このパラダイムは絶対ではありません!
長年培われてきた自身のパラダイムを疑い、状況や相手の背景をもう一度考察することで”パラダイムシフト”が起こります。
【パラダイムシフトを行うためのワンポイントレッスン】
・自分が無意識の決めつけをしていないか?もう一度自分のパラダイムを考えて
みよう!
・自分の価値観を文字で書き出してみよう!
・人の話を最後まで(途中で遮ることなく)聴いてみよう!
・自分の考えや常識と呼ばれるものをもう一度疑ってみよう!