第108回:「先ず理解に徹し、そして理解される」~共感による傾聴実践編

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

「共感による傾聴」を実践するにあたっての注意点や姿勢10カ条をお話させていただきます。

①前回お伝えした「自叙伝的反応」は行わないこと!

②とにかく”聴く”。相手が話をしている間は決して口を挟まずに”徹底的に最後まで聴く”

③心の中で「早く終わらないかな」とか「またこの話か!」と思っていると表情に表れて直ぐに見透かされてしまいます。ですから、心から理解したい!と自分の中に誓って話を聴く姿勢が大事です。

④どうしても理解が出来ない部分や、話がつながらない時は”質問させていただく”と言う姿勢で相手を委縮させないような真摯な態度で質問する。

相手は自分の話を聴いて欲しくて話しているのであって、私の話を聴きたい訳では無い!と言うことを肝に銘じておく。

⑥相手の発する言葉だけでは無くて、表情・仕草・感情からも読み取り、聴き取る。

⑦頷き、相槌、ジェスチャー等のリアクションは大げさにしない。あくまでも自然体で。コミュニケーションのコンサル等で「リアクションは大事ですよ」と言うお話をされる方がいらっしゃいますが、わざとらしいリアクションは余計に相手を委縮させてしまいます!

真正面には座らない!出来たら相手の斜め横、片手の距離感(ソーシャルディスタンス)を確保する。

「目を見て話しなさい」はTPOで。ずっと見つめられていると委縮してしまうので、たまに視線を外したり、相手の目の周りを見るような感じがちょうど良い。

「沈黙は金なり!」と思う。相手が沈黙してしまうと、どうしても喋りたくなってしまいますが、その気持ちを抑えて30秒でも1分でも黙って相手が一言二言話し出すまで自然体でゆったりと待つ。こちらからは何も言わない!間違っても「早く言えよ!」とは思わないこと!表情に表れます。相手は次の話を考えている可能性が高いのです。もしも、余りにも長い沈黙が続いたら、日を改めた方が良いです。相手も頭の中が真っ白になっている可能性があるので。

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如何でしょうか?この10カ条即実行するには難易度が高そうに見えますが、習慣化してしまえば難しいことはありません!

要は相手に寄り添うように、自然体で話を聴くだけで良いのです。特に沈黙タイムに入ったら口を挟まないことは心がけましょう!

「自叙伝的反応」さえしなければ、「共感による傾聴」の80%は出来ていると思います。

 

 

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