第299/365回:「Win-Winに至るための5つのステップ~システム」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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Win-Winに至るための5つのステップ=人格・人間関係・協定・システム・プロセス。

今回は4つめの「システム」です!

「7つの習慣」でいうところの“システム”とは・・・

Win-Win実行協定を結んだら、それを定着させる“システム=環境作り”のことを指しています。

達成すべき目標を設定し、当事者で合意したら実行協定を結び、障害を取り除き、そこにまっすぐに進めるような道路を作るイメージです。

目の前の道が凸凹だらけだったらなかなか前には進めません。道路を舗装し、進みやすいように整備してあげることが必要です。

(企業でも家族でも地域でも)組織を支える“環境作り”のことです。

お互いに”競争”するのではなくて、”協力”できるようなシステム(環境作り)、”過程”ではなくて、”結果”にコミットできるようなシステム(環境作り)。

目の前にニンジンをぶら下げるのではなく、個人個人が結果に対して責任を持ち、目標に向かってインサイドアウトで行動できるようなモチベーションの支えとなる環境を作ってあげること。

この環境を整えてあげることで、上司や親はいちいち部下や子どもに目を光らせて指示を出す必要もなくなり、自分の仕事や家事に専念できるようになり、自分に投資する時間(第Ⅱ領域に充てる時間)も確保できるようになります。

「Win-Winとは、ガイドラインと使えるリソースをはっきり決め、その範囲内で具体的な結果を達成する責任を個人に持たせる考え方である」完訳版 p332

自分が合意した“結果に責任を持つ”こととは、“約束を守る”という原則にもとづいています。

約束を守れば何らかの対価(報酬・評価・承認・信頼など)が得られ、約束を保護にしたらその対価を失うことになる。

これを事前に明確にしてお互いに“合意”できたら、実行協定を結び、当事者が約束を達成しやすくなるような環境を整えてあげることが、システム作り。

書籍をお持ちの方は、p237~コヴィー親子の「グリーン&クリーン」のお話が載っているので是非御覧ください!

コヴィー親子の目指したWin-Winとはなんだったのか、息子に対してどのように責任を持たせたのか、結果どうなったのかが大変わかりやすく描かれています。

 

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