第121回:ある経営者の話し

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

以前、こんなお話をしてくれた経営者の方がいらっしゃいました。

「経営者は孤独だ。(従業員は)誰も判ってくれない!何でもっと主体的に動いてくれないんだろう?」

私はこう返しました。

「先ずは従業員の話を徹底的に最後まで、決して途中で口をはさまず、決めつけや評価もしないで聴いてあげてください。笑顔で話しやすい雰囲気を作ってください。眉毛がよっていたりしたら、従業員も社長の顔色を見て本音で話はしてくれませんよ」

確かに経営者の方は誰にも相談できない孤独な悩みを抱えていることでしょう。

何故、皆判ってくれないんだ!俺がこんなに頑張っているのに!と思うこともあるでしょう。

そんな時こそ「共感による傾聴」を実践する最大のチャンスです!

これを実践することで、「実は社長は私たちのことを本気で気にかけていてくれたんだ!」となり、経営者の信頼残高の預け入れもたまり、従業員が社長や上司の顔色をうかがうことなく、自分の意見を話すことができ、そして社長の思いも理解しようとする雰囲気が生まれます。

勿論、時間はかかります!ただ、本気で会社を変えたい!従業員にも主体性を持って働いてもらいたい、しっかりと報・連・相を履行してもらいたい・・・等々、思うのであれば、とにかく粘り強く「共感による傾聴」を実践することです。

これさえできれば、孤独だと感じることも、誰も判ってくれないと感じることも無くなります!

怖い顔をして、従業員を監視するように指示・命令ばかり出していたら裸の王様になってしまいます。

大切な家族に接するのと同じ態度で、従業員や部下にも接してみてください。最初は豹変ぶりに皆驚いて、一瞬は「??」となるでしょうが、根気強く、強い意志をもって続けることで状況は確実に変わります。

結果、ばらばらだった組織が一つのチームとなり、全員が主体的に働き、生産性も爆上がりします!本当です。

共感し、寄り添うように徹底的に話を聴く・・・たったこれだけです。お金もかかりませんし、これほど効果が高まる意識改革はありません。

今からでも遅いと言うことはありません。先ずは相手を理解することによって、win-winパラダイムを目指してみませんか?

 

 

 

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