自責思考と他責思考

児玉伸也社会保険労務士事務所 児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

今回は、第1の習慣「主体的になる」を理解&実践するうえで、更に大切な思考・・・

”自責思考と他責思考”ついてお話させていただきます。

◎自責思考:今ある姿や状況はすべて自分で”選択したと言うことを自覚出来ているので、結果に対しては自分で責任を取ることが出来る状態。

◎他責思考:今ある姿や状況はすべては他者や環境のせい。結果に対しても自分に責任は無いと考える状態。自分で”選択した”と言う自覚が無い。

 

主体的になるためには、どちらが正しいか?もうお判りですね!

「主体性のある人は、このレスポンしビリティー(責任)を認識している。自分の行動に責任を持ち、状況や条件付けのせいにしない。自分の行動は、状況から生まれる一時的な感情の結果では無く、価値観に基づいた自分自身の選択の結果であることを知っている」

 

深く傷ついたり、辛い経験をしても、主体的な人間は、自分で”反応を選ぶ”ことは出来る。

どんな状況であっても、人間の”尊厳”までを奪うことは出来ないとコヴィー博士は述べています。

「私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである。もちろん、肉体的に傷ついたり、経済的な損害を被ったりして、辛い思いをすることもあるだろう。しかし、その出来事が、私たちの人格、私たちの基礎をなすアイデンティティーまでも傷つけるのを許してはいけない。むしろ、辛い体験によって人格を鍛え、内面の力を強くし、将来厳しい状況に直面してもしっかりと対応する自由を得られる。そのような態度は他の人たちの手本となり、励ましを与えるだろう」

 

【主体的な言葉】

解決策があるはずだ、一緒に考えよう、落ち着いて考えよう、パラダイムを変えてみよう、やります、私は~を選ぼう、私は~の方が良いと思う、私は~する

【反応的な言葉】

やっても無駄、もう決まっている、あいつは頭に来る、認められる訳が無い、やらねば、出来ない、~べきである、~でさえあったなら

 

如何でしょう?

自責思考を持つ人間は「主体的な言葉」を使います。

他責思考で生きる人は「反応的な言葉」を使います。

特に主体的な言葉と誤解されがちなのが、~ねば、~べきと言う言葉です!

この言葉の意味については以前も書かせていただきましたが、ねば・べきは外から刷り込まれた反応的な思い込み・決めつけです!

特に他者に対して使うことは危険です!そうした思い込みや決めつけで相手を傷つけたり、更に悪化すると相手を死においやる結果にもつながります。

主体的な人は”I=わたし”を主語にします

刷り込みのされてない本来の考えは、私は~したい・私は~をやろうと言う”Iメッセージ”を使います。

~ねば・~べき⇒~したい・~やろうと意識・物の見方・考え方を変える=パラダイムシフトを起こすだけで、同じ状況でも全く異なる視点から物事を考えられるようになります!

そして、このねば・べき思考が何故危険なのか?は第5の習慣の中の「共感による傾聴」でも再度学ぶことが出来ます。

 

【今日から直ぐにでも出来る自責思考】

①誰かと話をする時や自分の心の中から”ねばならない””~べき”を捨て⇒”~したい””~をやろう”と主体的な言葉に変えてみましょう!

②人の悪口や陰口を絶対に言わないと心に誓いましょう!もしも、周囲の人が言っていたらその場から立ち去るか、「それでも○○さんもこういう良いところがありますよ」と同調しないようにしましょう!

③自分はどうしたいのか?自分の心に問いてみて、周囲に流されることなくIメッセージで伝えてみましょう!