第186回:「主体的であることと、主体性の違い」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

第1の習慣である「主体的である」ことと、「主体性・積極性」を混同して捉えてしまう方が結構いらっしゃいますので、その違いを明確にしておきます。

「主体性・積極性」とは、仕事他の活動に対してリーダーシップを発揮して、自らが行動を起こすと言うこと。

ある意味これも「主体的な行動」と呼べると思いますし、「第1の習慣」で定義するところの「主体的」は、こうした「主体性」をも包括します。

しかし、「主体的であること」の本質とは・・・

  • 選択と言うスペース(一時停止ボタン)を利用して、どんな状況に置いても、感情に流されることなく自分にも周りにも最善の行動を選択すること。
  • 自分で選択した結果に対しては自らが責任を負うこと。

大きくこの2つが出来るのか?出来ないのか?となります。

幾ら主体性を発揮しても、その時の気分や状況でころころと行動が変わっているようでは「主体的である」とは言えません!

機嫌が良い時は積極的に意見したり、活動したりしても、何か嫌なことがあると直ぐに感情に流されたり、他者や環境のせいにしたり・・・その時の気分で行動が左右されるようでは、とても主体的な人とは呼べませんね。

スペースを使って、自らが責任を負えるようになり、インサイドアウトで行動できる人=ぶれない自分軸を持っている人が「主体的な人」となります。

コヴィー博士曰く「反応的な人はその日の気分が天気によって左右されるが、主体的な人は自分の中に自分の天気を持っている」

それは、「人間として、自分の人生の責任を引きうけることも意味する」と。

「自分の今ある人生は、すべて自分の選択の結果である。そして、これからも」と思えるようになったら、「主体的な人間」になれていると言えるかもしれませんね!

しかし、コヴィー博士の厳しいところは、このスペースを意識出来るようになっても、それは第1の習慣の最も低いレベルであると💦

では、上級者になるとどんなことが出来るようになるのか?それは次回に・・・