第194回:「再考・・・原則とは?」-2

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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上條さんが事例として挙げてくださった、「健康の原則」・・・

①適度な運動をすること
②良質な睡眠をとること
③栄養のバランスのとれた食事をすること
④ストレスを溜めないこと
⑤規則正しい生活を送ること

「健康の原則」を実践するために上記5点を事例として挙げてくださいました。

さて、問題はここからです!

上記5点、「健康の原則」を維持するためにどれも欠かせないことであることは、正に自明の理。誰もが判っていることだと思います。

ところが、実際にこの5点すべてを実践している方は?と質問されると、ほとんどの方が手を挙げない。私もです💦

健康は大事!だと判っていて、そのためにやることも判っているのにです!

何故でしょうか?

「緊急性を感じないから」です。

今日は大好きなハンバーガーをお腹いっぱい食べよう!仕事が溜まっているから今日は徹夜で仕事をしよう!運動は来月から始めよう!・・・等々。

「原則」を否定して、この生活がずっと続いたら得られる結果はどうなるでしょうか?

間違いなく何時か身体を壊すか、寿命を縮める「結 果」が待っていますね。

私たちが知らない、理解していなくとも「原則」はこのように私たちの外側に存在している絶対的な法則なのです!

好きな物を食べたいだけ食べたい時もあるでしょう!睡眠を削ってでもやらなければならない日もあるでしょう!どうしても運動するのが辛い日もあるでしょう!・・・人間ですから。

一時期、原則から外れてもまた戻って来れば良いのです。常に100%原則中心に生きることは不可能です。

原則とは立ち帰る場所。自分らしい人生を生きるために、何時でも戻ってこれる普遍的な場所。

ですから、自然の法則=物理的な法則と同じである「原則」を否定して、受け入れない生活を続けていると不幸な結果が待っているのです。

「私たちには行動を選択する自由がある。しかしその行動の結果を選択する自由はない」完訳版P108

 

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