「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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「パワハラから身を守るために」・・・闘うにしても撤退するにしても是非やっておいていただきたいことがあります。
「証拠集め」です!
「とにかく辞められれば良い」「1日でも早く辞めたい・・・」お気持ちもご察ししますが、“出来たら”で結構です。
実際にパワハラがあったのか?無かったのか?その行為はパワハラに該当するのか?は最終的には司法の手に委ねられます。
証拠が無いと証言だけでは「無かった」ことになってしまうリスクがあるからです。
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具体的には・・・
①ICレコーダー等で発言を録音する!これが一番有効です。今はスマホにも録音機能がついていますので、ポケットとかに忍ばせて置いて、パワハラ発言が始まったらこっそりと録音ボタンを押します。相手の許可など必要ありません。
②日記帳でもノートでも良いので、日付と誰がどんな発言をしたあるいはどんなことをされた、そしてその時に自分はどんな気持ちになったのか?を文章として残して置いても結構です。
③本来はパワハラが日常的に行われていたことを証言してくれる同僚とかがいれば良いのですが、そのような企業では協力者は得られないと思っておいた方が良いでしょう。家族も含め、第三者に相談しておくことも事実確認としては有効となり得ます。
④苦しい、辛いと感じたらすぐに心療内科への受診をお勧めいたします。これも大きな証拠となりますし、良いカウンセラーや医師に巡り合えれば、気持ちも軽くなります。
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ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ“勇気を持って”行動してみてください。勿論、ご自身の身体と心の状態が一番大切ですが。
企業には「使用者責任」と言うものがあります。パワハラが行われている事実を知りながら、何もしなかった、見て見ぬふりをした結果、被害者が精神疾患に罹患してしまった場合などもこの責任が問われます。
「安全配慮義務」と言うものもあります。企業は従業員の安全と健康に配慮しなければならないと言う義務です。従業員が過重労働で身体を壊したり、パワハラに遭い心の健康を害してしまった場合も「安全配慮義務違反」となり、損害賠償を請求することが可能です。
大きなニュースになるようなパワハラ+過重労働の事件は、こうした「不法行為」によって、「使用者責任」や「安全配慮義務違反」が問われ企業が多額の慰謝料を支払っています。
大きなニュースは氷山の一角です!ニュースにならないようなパワハラ+過重労働(大体この2つはセット)は後を絶ちません。根絶しなければ安心して働ける社会は整いません。
先日もジョナサンパワハラ事件が報道されたばかりですが、「365日24時間死ぬまで働け!」と言う狂った社訓のもと、休むことも許されず、誰にも相談できずに、入社2ヶ月で自死に至ってしまった和民事件の若干26歳の女性被害者や、超過重労働と常軌を逸脱したパワハラに遭い、やはり入社早々に自死に至ってしまった電通事件の若干24歳の女性被害者・・・こうした事件が後を絶たない日本は異常事態です!過労死大国です!
もしも、この投稿を経営者の方がご覧になっていたら、顧客第一主義では無く、従業員第一主義にシフトしてください。
従業員満足度が高い会社では、比例して顧客満足度も上がり、パワハラの発生率も低く、離職率も下がり生産性も爆上がりします!
「パワハラ許すまじ!」「100%被害者の味方」と言う立場から、今後も発信を続けて行きます!
毎週水曜日20:00~「パワハラから身を守るには?」@クラブハウス。