第226/365回:「自分の感情は自分でコントロールする」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「7つの習慣」の入り口であり、実践する上での鍵・・・これが出来なければこの後に続く習慣も実践出来ない!と言うほど、重要な入り口が”反応的にならない”ことです。

第1の習慣の中の、刺激と反応の間のスペース(一時停止ボタン)の話しでしたよね?

そのスペースには人間のみが持っているとされる4つの能力(自覚・想像・良心・意志)がありました。

この4つの能力の中でも、一番最初の「自覚(ものごとを客観的に見る能力)」が、このスペースを使えるか?使えないか?の重要なポイントとなります。

様々なイラっとする出来事=刺激に対して、如何に自分の感情や状況を客観的に捉えることが出来るのかが、「自覚の能力」です。

頭では判っていても・・・でも、どうやって?・・・人間ですからイラっとすることがまったく無い方が不思議です(笑)

”感情的になる”のと、”感情を表す”ことは別物ですよと言うお話もさせていただきました。

傍若無人な相手に沸々と怒りが湧いてきて、堂々と意見を言うことは”反応的ではありません”むしろ、怒りの感情を殺して、自分の中に溜め込む方が心身には良くないです。

但し、その時に”大声を出したり””威圧的になったり””怖い顔をしたり”する必要はまったく無いのですね!

「相手を正そう」などと思う必要もありません。ただ淡々と事実のみを指摘して、それが如何に周囲に悪影響を及ぼしているのか?を言い切れば良いだけです。

”怒鳴ったり””感情的に切れたり””大声で叱責したり”・・・弱い人間のすることです。彼ら(彼女らは)は、実は怖くて仕方が無いんですよね。

小さな犬ほど良く吠えるのと同じです(笑)

そうやって相手を観察すると、「哀れな人たちだな~」と言う視点から相手を見ることが出来るようになります。

ここで相手と同じように感情に支配され言い返したら、余計に問題がこじれてくるし、話に説得力も無くなります!

とにかく相手が「もう言うことが無い!」ところまで、徹底的に一方的に言わせてください。

決して同じ土俵に上がらないことがポイントです。

・このイライラの原因は何?
・どうしてあの人は何時も頭に来ることばかり言うのだろう?
・○○さんに対しては優しいのは何故だろう?
・今、自分でコントロール出来ることは何だろう?

このようなタイトルで20~30枚くらいメモ書きしても効果は実感できます。

このように自分の感情をコントロール出来る(客観視出来る)ようになると、刺激に振り回されることも無くなり、自分の意見も堂々と主張出来るレベルに近づいて行きます。

どうしても怒りが収まらずに言い返しそうになったら、一旦その場から離れることです。「トイレに行って来ます」でも良いですから!

トイレって個室だし一人になれるし、考え事するには最高の場所!と言う方もいらっしゃいます(笑)

 

 

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