第235/365回:「パラダイムを変えれば、世界が違って見えてくる」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「7つの習慣」の基礎原則である“パラダイム=ものの見かたや考え方”

アイキャッチ画像のトリックアートをご覧ください。書籍にも取り上げられている有名なトリックアートなのでご覧になった方も沢山いらっしゃると思いますが。

「この女性何歳くらいに見えますか?」と言う質問に対し、「老婆に見える」と言う方と「若い女性に見える」と言う方がおおよそ半々くらいに分かれます。

1枚の女性の絵ですが、見方によって老婆にも若い女性にも見えるのですね!

「この絵はどう見ても老婆の絵だ!」「いやいや違うよ。どう見ても若い女性にしか見えない!」・・・これが“パラダイム”です。

見かたによって老婆にも若い女性にも見えるのですが、その“見かた”を説明すると「なるほど!そうやって見ると、老婆にも若い女性にも見える」と納得いただけます。

パラダイムとは普段あまり意識しないもの、人によって異なるもの、持ち運びが出来る眼鏡のようなもの。

たった1枚の絵でも見かたが分かれたように、人はそれぞれ自分の持っている“パラダイム”が違う上に、自分のパラダイム(眼鏡)から物事や世界を見ようとするので、それが原因で時に衝突したり、互いに誤解を生じたり、相手の意見への否定・決めつけ・思い込みになったりします。

「それって思い込みや決めつけからのパラダイムではない?」「他にも見かたや考え方ってあるんじゃないの?」と自分に問いかけてみることが大切です。

“パラダイムは人によって違う!”・・・この原則を理解しておけば、自分の意見を人に押し付けたり、「こうあるべき」「~ねばならない」と言った“固定観念”から解放されて、様々な視点や相手の立場からものごとを考える習慣が出来て行きます。

最後に私の大好きなコヴィー博士の言葉をご紹介しておきます。

「私たちは、世界をあるがままに見ているのではなく、私たちのあるがままに世界を見ているのだ」完訳版 p22

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