第238/365回:「コヴィー博士の体験」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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パラダイム⇒思考⇒行動⇒結果。

この流れを書籍には載っていませんが、「7つの習慣」ファン?の間ではお馴染みのアイキャッチ画像にもあります、see-do-getサイクルで見て行きたいと思います。

書籍に載っている「コヴィー博士の地下鉄での体験」をSee(=パラダイム)Do=(思考・行動)Get=(結果)に当てはめて考えてみましょう!

ある日コヴィー博士が地下鉄に乗っていると、大騒ぎする子供たちと一人の男性が同じ車両に乗って来ました。

この時のコヴィー博士は「親は子供に責任を持つべきだ」「人に迷惑をかけてはいけない」と言う”パラダイム”を持っていたので、”思考”は「子供たちが騒いでいるのに、無関心で好ましくない父親」となり、その思考にもとづいた”行動”を起こします。

「あなたのお子さんが迷惑をかけているようですよ!」とその男性に注意を促しました。

その行動により二人の”関係性(結果)”はどのようなになったかと言うと「注意される側とする側」と言う関係が出来上がりました。

ところが、その男性から衝撃的な発言を聴くことになります。

「実は数時間前にあの子たちの母親が亡くなって・・・私もどうすれば良いのか・・・」

この話を聴いた後のコヴィー博士は「劇的に見かたが変わった」(パラダイムシフトが起きた)と言っています。

どんなパラダイムに変わったかと言うと・・・

パラダイム「困っている人は助けるべきだ」「人を見ためで判断してはいけない」思考「大切な人を失った同情と哀れみの気持ち」行動「何か私に出来ることはありませんか?」とその男性に声をかけました結果「親身になって話を聴き、より理解者となる関係」になったのです!

先ほどと思考も行動も得られる結果も真逆ですよね!

パラダイムが変われば思考も行動も変わり、そして得られる結果も変わって来ると言う大変判りやすい事例ですね。

ところが、このパラダイムシフトには問題が隠されています!何処でしょうか?

それはまた次回に。

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