第357/365回:「マウントを取りたがる人」-2

7つの習慣 児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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マウントを取ってくる人間に対して、誰にでもできることは、相手の挑発にのらないこと、自分まで感情に支配されないことです。

相手が感情的に口撃してくるのは、あなたの存在が怖いからです。周囲のイエスマンに対して「どうだ、自分は凄いんだ!」と虚勢をはりたいだけだからです。

こういう人間に対しては、とにかく何を言ってもこちらの話を聞こうという気がまったくないので、できれば距離をおく、縁を切るのがベストです。

AといえばB、BといえばCと堂々巡りするだけで、相手にしていたらこちらが疲弊してしまいます。

もう少し譲歩ができるのであれば、とりあえず一度は相手の話しをすべて聞き続けてみる。

もう、しゃべることがないという段階まですべて話してもらう。

その間、こちらは何も話さず、何も反応せず、ただただ聞くことに徹する。

相手は感情にまかせてしゃべっているだけなので、途中でぼろが出て来ます(話に整合性がない・事実とは反している・言っていることがころころと変わるなど)。

そこを冷静に突いてあげれば相手は黙ってしまうか、より感情にまかせてなりふり構わず襲い掛かってくるかもしれません。

最初は威勢のいいチンピラみたいなものです。

なので、一旦は話を聞いてみて、後は相手にしないというのが一番でしょうね!身の危険を感じたらなりふりかまわず逃げてください。

社内でこうした上司がいたら、おそらく周りの同僚や先輩たちも煙たがっているはずなので、上司のさらに上の上司等に相談してみましょう。

話してみたけど、何も動いてくれない、何も変わらないのであればその会社にいると必ずメンタルをやられます!戦略的撤退(退職)の道も探りましょう。

相手の立場にたって多面的メモ書きをしてみると意外な発見があるかもしれません・・・

・○○さんはどうしていつも反対ばかりしてくるのだろう?

・○○さんは私のことが嫌いなのだろうか?

・○○さんは家庭ではどんな感じなのだろうか?

・そもそも感情的になるとはどういうことだろう?

・感情的にならない人は誰だろう?なぜ感情的にならないのか?

・私が反応的にならないためにできることはなんだろう?

・○○さんのwinとは?

・私は○○さんとの関係をどうしたいと思っているのか?

・○○さんとの付き合いを断ったら、どんな良いことがどんな悪いことが起こるのだろうか?

といったところでしょうか。

「そうはいっても、Win-loseの考え方が深く根を張っていて、Win-winの考え方をどうしても理解できない人も中にはいる。そういう人に出会ったら、No-deal(取引しない)という選択肢を思い出してほしい。あるいは、低いレベルのWin-win、妥協の道を探したほうがいい場合もあるだろう」完訳版 p316

 

 

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