第114回:「共感による傾聴」はテクニックではない!?

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

「共感による傾聴」を行うにはスキルは必要なのか?

コヴィー博士曰く・・・

「相手の身になって共感するのに、言葉など要らないこともある。むしろ言葉が邪魔になることさえある。だからテクニックだけではうまくいかないのだ。このような深い理解には、テクニックではとても到達できるものではない。テクニックだけに頼っていたら、かえって理解を妨げてしまう。(中略)スキルは必要である。しかし、ここでもう一度言っておきたいのだが、本当に理解したいと言う真摯な望みがなければ、いくらスキルを使っても役には立たない」
本当に辛い時、悲しい時はどんな言葉よりもただ抱きしめてあげるだけで心が癒されることがあります。これも共感することです!
生まれながらにして”話を聴く”ことが上手い人は存在します。しかし、ほとんどの人は”聴く練習”をしなければ、相手の立場に立って話を聴くことは難しいと感じるでしょう。
ですから、慣れるまではスキルに頼らざるを得ない時期もあります。しかし、「共感による傾聴」が習慣化されてしまえば、無意識に実践出来るので、スキルとかテクニックと言った概念すら無くなります。
心身が正常な状態であれば、”意識して話を聴く練習”をすることで、だれでも「共感による傾聴」を実践することは可能です。
そして、それは皆さんの信頼残高が高ければ高いほど時間もかかりません。信頼残高が低い状態であればマイナスからのスタートとなるので相応の時間がかかることでしょう。
「共感して話を聴くのは確かに時間がかかる。しかし、相手に心理的な空気を送らず未解決の問題を抱えたまま、ずっと先に進んでから誤解を正したり、やり直したりすることに比べれば、たいした時間ではない。(中略)人は誰でも、自分のことを判ってもらいたいと思っている。だから、相手を理解することにどんなに長い時間を投資したとしても、必ず大きな成果となって戻って来る」by S・コヴィー

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