第285/365回:「人格という土台」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「世間一般で言う“win-winの交渉術”や“傾聴法”“クリエイティブな問題解決テクニック”をいくら学んでも、しっかりとした“人格の土台”がなければ、公的成功はありえないのである」完訳版 p283

コヴィー博士はなんども、なんども「人格」という言葉を使っております。

氷山で言ったら“目に見えない海面下の部分”、樹木で例えたら“根っこの部分”です。

人間も同じであると言っているのですね!建築にしても上ものの立派さよりも、基礎が大事。

樹木や草花にしても、目に見える枝や葉が枯れたりしても、根っこが生きていれば再生できます。

建物でも植物でも台風という刺激に飛ばされないためには、しっかりとした基礎部分(土台・根っこ)が必要です。

人間も「人格という土台」が無ければ、刺激に振り回され、「相互依存」どころか「自立」さえできなくなる。

真の「相互依存関係」とは「自立した」人間同士が力を合わせて、自分にとっても組織にとっても、周囲にとっても期待していた以上の結果を得る=シナジーを創り出すことです。

第1~第3の習慣をすっ飛ばして、第4の習慣から入ることは駄目とまでは言ってませんが、「7つの習慣」で目指す“効果性=長期的・継続的に望む結果を得る状態“を手に入れるためには、やはり土台となる「人格」をすっ飛ばしてはシナジーまではたどり着けないということです。

人間関係におけるP(望む結果)はシナジーを創り出すことです!そのために必要なPC(それを達成するために必要なスキルや能力)は人間関係を大切に育てていける能力です。

How to本やテクニック本で補えるものではありません。セミナーや研修を受けた程度で補えるものではありません。

「人格」という土台がしっかりと大地に根を張ることにより、初めてそうしたスキルが活かされてくるのです。

テクニックやスキルを学びたいのであれば、お金さえ払えば教えてくれるセミナーや研修会が沢山あります。書籍も沢山店頭に並んでます(驚くほどに!)。

しかし、「人格」を磨き育てるためには、「7つの習慣」という“原則“を読み込み、理解し、何よりも実践するという・・・原則に従って生きることが求められます。

何もスキルやテクニックを否定しているわけでは御座いません!まず「人格」ありきで、その上に必要なスキルやテクニックを習得していくことが、「自立」⇒「相互依存」の唯一の道だということです。近道はありません。

めちゃくちゃ仕事ができる人間でも、例えばパワハラを行う人間は「人格」ができておりません。原則には明らかに反した生き方です。組織やチームにとっては癌細胞と同じです。

どんな仕事をしていようが、人間同士が共生する社会を生きていくためには、原則を無視しては幸せになれませんし、他者との良好な関係も築けません!

私は社労士ですが、人とかかわる機会の多い社労士ほど「人格という土台」を常に磨いていくことが求められているな!と感じたので、数年前に「7つの習慣」を実践しようと決めました(^^)

例え社労士という生業を廃業したとしても(あり得ない話ではありません)、原則に従って生きていれば、次にどんな仕事をしても、どんな人間関係においても揺るぎない軸と意欲が継続できるからです。