第301/365回:「Win-Winにいたるための5つの側面~システム」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「win-winに至るための5つの側面」~今回は最後の「プロセス」についてです。

Win-winに至るための「プロセス」は以下の4つのプロセスを経ます。

①まず相手を理解すること共感による傾聴で、相手を理解するように努め、相手の視点にたって見てみること。

*相手の視点に立つとはどういうこと?どうすればできるの?といった質問を受けたことがありますが、これこそが「自覚」の力です!

これができるようになるには多少の訓練が必要です。もっとも効果的な方法が「相手の立場に立ってメモ書きをしてみること。

〇〇さんにとってのwinはなんだろうか?〇〇さんは私に対してどう思っているのか?など相手の視点に立ってメモ書きすることで、相手の背景がだいたい見えてきます。

メモ書き+ロープレを行うことでさらに劇的な効果が得られます!

マインドフルネス瞑想を行うことでも、自分や状況を俯瞰的に眺められる効果がありますので、メモ書きと瞑想を習慣の中に落とし込むことで、相手の視点にたって相手の気持ちを洞察することができるようになります。

②問題の全体像を眺め、問題の本質を見極める⇒これも、「自覚」の力が必要になりますので、上記方法に加えて、普段からの情報収集が大切になります。

③お互いが合意できる部分を明確にする⇒お互いにとことん話し合い、双方が満足のいく合意を得ること。それをwin-win実行協定に書き出す。

④その結果に到達するための方法として新しい選択肢(=第3の案)を見つける「妥協」でも「二者択一」でもない新しい案=第3の案が必ずあると信じてシナジーを創り出すことです。

「win-winのプロセスを踏まなければ、win-winの結果に到達することはできないのである。目標がwin-winならば、手段もwin-winでなければならない」
「(win-winパラダイムは)誠実で成熟し、豊かさマインドを持った人格から生まれ、信頼に満ちた人間関係の中で育っていく。それは、期待することを明確にし、効果的に管理する実行協定になり、win-winを支えるシステムによってさらに力強いパラダイムになっていく」完訳版 p334
相互依存のWin-Winパラダイムは、シナジーを創り出す土台となります!

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