「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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相手の立場や相手の視点で話を聴くためには、大きなパラダイムシフト(自分の眼鏡をかけかえること)が必要です。
私は緑の色眼鏡で世界を見ている。あなたは黄色の色眼鏡で世界を見ている。
「これ、どうみても緑でしょ?」「いやいや、どこをどう見ても黄色だよ!」・・・自分のパラダイム(眼鏡)で世界を見ていたら当然にそう映りますよね!
自分の眼鏡をかけかえる・・・パラダイムシフトを起こすって、難しいです💦
「7つの習慣」を読み込み、実践していても容易にできることではありません。
コヴィー博士ですら難しいと言っているほどですから!
まずは自分のパラダイムは絶対ではない!パラダイムは人それぞれという原則を理解すること。
多くの方はカラスは黒いと“決めつけて”います。私もそうです。
ひょっとしたら、本当に白いカラスもいるかもしれないし、何らかの事情でカラスが白く見える人もいるかもしれない。
スイカを切ってみたら中が黄色くて驚いた経験はありませんか?(笑)
今でこそ黄色いスイカも当たり前になってきましたが、当時は「スイカは赤い」という“思い込み”がありました。
その頃、もし同級生に「黄色いスイカ食べたんだ」と言われたら「黄色いスイカなんてあるわけない」と決めつけていたことでしょう。
怖いのは“思い込み・決めつけ”のパラダイムなのです。自分のパラダイムは間違っていない、絶対だ!と言う。
共感による傾聴やアクティブリスニングは、そうした“当たり前”“普通は~”“常識的には~”などの“思い込み・決めつけ”といった固定観念・既成概念を打ち破るところから始まります。
現実に目にするものでさえ見かたによって、角度によってまったく違った見え方になります。
ましてや、もっと複雑で難解でセンシティブな人の考えや気持ち、感情などわかる訳がありません。
ただ、わからないで終わっていては思考停止。相互依存の領域はおろか、自立レベルにも達することができません。
わからないからこそ、わかろうとする。理解できないから、理解しようとする努力が大切ですね。これも人間のみが授かった能力。
その気持ちがなければ、相手を本気で理解したい!というスタートラインには立てない・・・スキルやテクニックで何とかなる領域ではないのです。