第332/365回:「社会・情緒的側面の刃を研ぐ」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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四つ目の「刃を研ぐ」活動は、社会・情緒的側面(人間関係)です。

◎社会・情緒的側面~良好な人間関係を築くための投資。

社会・情緒的側面と聞くと??がつく方も多いと思います。ここは、人間関係の「刃を研ぐ」習慣、人間関係に投資する時間と考えていただければ、わかりやすいでしょう。

人間関係といっても、様々な関係がありますよね。

家族と過ごす時間、同僚と過ごす時間、友人と過ごす時間、恋人と過ごす時間などなど。

勿論これらの関係も大切ですが、一歩踏み込んで“新たな人間関係を広げる”ことで、人生はさらに豊かになります。

人の悩みのほとんどが人間関係の問題か、お金の問題と言われています。

お金は仕事すれば収入という形で入って来ますが、人間関係はそうはいきません!

思い出しましょう(笑)

先ず自分自身が「自立」することによって、内面を安定させ、できごとに対して反応的にならない。自覚・想像・良心・意志の能力を使って、他者や環境から影響されないぶれない自分軸をつくる。

そして、相手に対しての主な信頼残高の預け入れとなる六つの行為のうち、一番大切なのは“先ず相手を理解する”という原則でしたね!

この「私的成功」「公的成功」はどんな人間関係においても通用します!というか、ここができていないと良好な人間関係は築けません。

新しい部署に異動しても「どうも、人間関係が・・・」とか、「コミュニティーに参加したはいいけど、自分の意見が言えない・・・」とか、こうした同じ問題が頭を悩ませます。

特に信頼関係の築けていない新しい人との付き合いの基本は、先ず理解に徹すること!

それができて初めて相手は自分を受け入れてくれます。書籍に書かれている奉仕活動への参加にしても、地元のボランティア活動に参加するにしても、どこかのコミュニティーに参加してするにしても、相手の話しを聞かずに、自分のことばかり話していたら、本当に大切な“仲間”は作れません。

新しい人々と出会い、共感してもらう、背中を押してもらうことで自分が成長し、社会の中で(人間関係の中で)幸せに生きて行くためには、自分自身が第1~第6の習慣を理解し、実践することが必要です(完璧にやりなさいと言っているわけではありません)。

原則で例えると・・・“貢献”とか“(自己犠牲の伴わない)利他の精神”とかになりますね。自己犠牲の伴わないというのは、自分がパンクしてしまったら、他者への貢献もできなくなるからです。

お陰様で私は、本当に素晴らしい人間関係に恵まれています。

皆さんが、お互いの人生を応援し、そして自分の人生も応援してもらう、共感し、お互いに背中を押しあい、全員で成長の階段を登っていける・・・“心の安全基地”となるような方々と過ごすことができています。

これも「7つの習慣」を人生に取り入れ、実践してきたからだと確信しています。

「社会・情緒的側面=人間関係に投資する活動」は、やはり「7つの習慣」の実践の場そのものであると思います!

 

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