230409「ファシリテーターとしての刃を研ぐ」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「7つの習慣実践会」を開催する運営元である、「7つの習慣アカデミー協会」では、認定ファシリテーターを対象に、ベテランファシリが、すでに実践会を開催されているファシリに向けての研修の意味もかねた「ファシリテーターのファシリテーターによるファシリテーターのための実践講座」を毎月開催しています。

ここに参加することにより、ファシリテータ―としてのスキルを向上させることはもちろん、常に参加者(受講生)目線を忘れないという意味でも、実践会ファシリとしての自分磨きができます。

私も月に1回はここに参加することを“大きな石”としてスケジュールに落とし込んでいます。常に刃は研ぎ続けないと使いものにならなくなってしまうので。

特に人気ファシリの方の会を受講するときは、得るものがたくさん!

なぜ、人気があるのか、リピーターが続々と出てくるのか・・・納得できます。

人気ファシリの皆さんに共通しているのは・・・

①とにかく“相手を理解すること”に徹底していること。

②どんな意見や感想に対しても、拾ってくれる。受け止めてくれること。

③相手から引き出す能力(質問力)にたけていること。自叙伝的反応は行わないこと。

④笑顔やうなずき、表情といったノンバーバルのコミュニケーションが完璧であること。

書籍からの引用が完璧であること。

これら五つの条件を兼ね備えていらっしゃいます。

先日も、そんな人気ファシリの方が開催した実践会に参加させていただいたのですが、得ること、気づくこと盛りだくさん!素晴らしい会でした。

ここからは私が感じたこと、思ったことを、自分の意見も取り入れながらお話させていただきます。

・「本当にやりたいことが見つからない」という方も結構いらっしゃいます。これに関しては紙に書き出して問い続けること=セルフコーチングの技術ですね。

例えば・・・「今、この瞬間に感じているのはどんな気持ち?」「過去にワクワクしたときはどんなとき?」「今一番やってみたいことは?」「今日の夕飯は何を食べたい?」などなど、長期的なやりたいこと探しをする前に、もっと身近で想像が出来るような問いかけや自分史を紐解いていくような問いかけをし続けていくことで、徐々に自分が心からやりたいことが見えてきたりします⇒児玉感想。。

そして、ファシリの方もおっしゃっていましたが、質問(=問いかけ)には良い質問と悪い質問があるので、悪い質問を選んでしまうと、どんどん自分を追い詰めて苦しくなっていってしまうと。

これも「7つの習慣セルフコーチング」におけるコーチングの部分とまったく重なります!

・刺激と反応の間があることは知っていても、やはり気分の浮き沈みが激しいという意見に対しては、「ジェットコースターと同じで下がってもいい。落ち込んでもいい。そこからさっさと上がってくることが大事なんですよ」と。納得!

・どんな言葉を発するかが大事というお話も出てきました。どうしても「べき・ねばならない」の呪縛から解放されないという方に関しては、「今、反応的な言葉を使ってしまったと思ったら、もう一度主体的な言葉で言い直してみることで、段々と習慣化してくる」これも納得!

言葉は口癖=習慣によることが多いです。「べき・ねばならない」(自分を鼓舞するための、べき・ねばならないは問題ない)もそうですが、「~したいです」「~しようと思います」「~でさえあったなら」なども良く耳にする反応的な言葉です⇒児玉感想。。

これを「~します」「やろう」「やります」と言いきる!語尾を変換して言い直すだけで、主体的な言葉に早変わりできます。

主体的な言葉も反応的な言葉も、言葉にして発すると脳はその実現に向けて動き出します。ですから日頃から主体的な言葉を使う練習をしておくことが大切なのですね⇒児玉感想。。

・刺激と反応については、刺激とは身の回りに起こったできごともそうですが、お酒やたばこ、甘いものやジャンクフード、ギャンブルなど依存性の高いものも刺激に含まれます。

そのときにどんな選択をするのかが大事!お酒を飲むのか飲まないのか?甘いものを食べるのか食べないのか?様々な選択肢があります。

その選択をした結果まで“想像の力”を使って思い描き、そして“良心”に尋ねてみる。

そこで“良心との合意”ができたら、実行に移す⇒児玉感想。。

宴席も大切な人と大切な時間を共有し、お互いに楽しく会話ができる、そんな美味しいお酒が飲める時間と感じることができれば、これ立派な第Ⅱ領域の活動だと思います⇒児玉感想。。

タバコに関しては、良心は「ノー」というでしょうが(笑)

・当たり前のことに感謝する。これも大事な原則ですね!私たちが当たり前だと思っていることは、実は当たり前ではなかったりします。

今の私たちの日常があるのは、今こうして日本という国に住むことができるのは先人たちが命をかけて日本を守って来てくれたから。

なにかの講演をやるときも、裏方さんや事務局の人たちが一生懸命動いてくれるから。

自分がやりたいことをやれるのも健康な身体があるから⇒児玉感想。。

どれも“当たり前”のことではないんですね。だからこそ、感謝の気持ちを言葉にだして伝えたり、紙に書きだしたりして、改めて日頃は意識しないことに感謝をすることが大切だと思うのです。

・そして最後に・・・まずは自分が幸せになること。自分が満たされることが大事。自分が幸せを感じられない、満たされていない状態では、人に貢献することも、人を幸せにすることもできないですよね。

“自己犠牲のともなう利他の精神”は疲弊するばかりで良くないと言われるのはこのためです。自分の心の壺を満たしてやることも忘れないでください⇒児玉感想。。

「7つの習慣」を実践して、目標に向けて、やりたいことをどんどん実践していきましょう!そして、周囲に影響の輪を広げて行って、幸せな人をどんどん増やしていきましょう!

(連続投稿417日目)