第355/365回:「7つの習慣から紐解く、自分らしさとは?」

7つの習慣 児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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自分らしさってなんだろう?自分らしい生き方とは?自分探し・・・ここ数年この“自分らしさ”という言葉が人生を生きていくうえでの一つのキーワードとして、取り上げられるようになってきました。

一言で言うと、“ありのままの自分を受け入れること”が、自分らしさだと思うのです。

何か変わらなくてはとか、人とは違うことをしなくてはとかではなくて、先ずは現在の自分をすべて受け入れてあげること。

人はそれぞれの個性が違います。一人ひとりが考え方、生き方、日常の振る舞い、何を大切にしているかなど・・・まったく同じ人など存在していません。

個性と言うとなにか特別なこと、人と違うことをすることが個性と捉えられがちですが、人とは違うなにか特別なことをすることが個性ではありません。

特別なことをしなくても、そのままで十分に個性はあるのです。個性=魅力にもつながりますね!

そしてそんな個性を持つ自分を、一番大切にしてくれる、一番応援してくれるのが他の誰でもない自分自身。

ですから、長所も短所も含めて自分で自分を大切に思い、大事にしてあげることが“自分らしさ”だと思うのです。

自分の良いところも悪いところも、一番理解しているのが自分自身。自分の一番の応援団も自分自身。

特に悪いところや短所ばかりに目がいってしまうと、「○○さんに比べて自分はなんでこうなんだろう」と自分と他人を比較したり、「どうせ私なんか・・・」と反応的になってしまったり、最悪「自分なんか生きている価値もない」と思い込んでしまったり。

他者の評価など気にせず、自分のすべてを受け入れてあげること、大切にしてあげることがスタート。

そもそも完璧な生き方など存在しないし、なにを持って完璧な生き方なのかも定義がありません。

 

店頭に並んでいる綺麗なリンゴより、売りものにはなれなかったリンゴの方が食べてみたら美味しいということもあります。

外見は完璧に見えても、その人は実は他者からの評価が怖くて仕方が無いのかもしれません。

自分を飾ることによって、周りからの羨望をうけることが、その人にとっての自分らしさかもしれません。

本当の自分に出会うためには遠回りが必要です。

先ずは自覚の力を使って、自分という存在を客観的に眺めてみる、想像の力を使って未来の在りたい姿を思い描いてみる、良心に問いかけて「それって素晴らしいことだよね?」と自己対話してみる、「そうか、そのためにはこれをやってみよう!」と意志の力を使って、行動に移してみる。最初からうまくいかなくて当然。なんども練習のつもりでやってみることで4つの力はどんどんと高まっていきます。

4つの力を効果的に活かすための、お勧め方法は・・・

今まで行ったことのない、すばらしい山や海や森などに“一人で”出かけてみて、自然を満喫してみる(一人がポイントです!家族や友人と行くとただの観光になってしまいがちなので、自分を見つめる旅にしたいのであれば、一人で行くのが効果的)。

これめちゃくちゃ効果あります!

大自然の中に身をゆだねると、今までの価値観がスパークしてパラダイムシフトが起こります。今まで感じることのなかった様々な感情や思いが頭に浮かんできます。その思いを一気にメモ書きしてみる。

自分が目指したいところはどこ?なんでそこを目指したいの?原則から外れていない?と原則に照らして、自己対話してみましょう!

自分もまんざらではないな!と、意外な自分の“らしさ”に巡り合うことができると思います。

こうした過程を経ることによって、自分は自分というアイデンティティーが形成されて行くのだと思います。

「現在の姿を見て接すれば、人は現在のままだろう。人のあるべき姿を見て接すれば、あるべき姿に成長して行くだろう」ゲーテ p447

 

 

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