230416「幸せな企業の作り方」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「第8の習慣」から紐解く、幸せな企業の作り方・・・

まず初めに不幸な企業(産業時代の企業)あるある・・・縦型組織・ピラミッド型組織に置いて特に顕著。

①社長が悪い意味でワンマンである。「俺の言うことに歯向かうやつは出て行け」「俺の言うとおりに動いていればいいんだ、余計なことはするな」「誰が金払ってやっていると思っているんだ」と従業員を“モノ”として扱う。

②従業員を隷属させるための規律=ルールが働いている。ルール>ビジョン・ミッションの関係というか、企業としてのビジョンもミッションもない。

③飴と鞭で従業員をコントロールしようとしている。

④結果、組織がバラバラで常に社長や上司の顔色をうかがう“指示待ち人間”ばかりとなる。

⑤当然にエンパワーメントなど発揮できずに、エンゲージメントも低い。

これらの問題を解決するためには、前回も書きましたがトップである経営者が、強力なリーダーシップを発揮して、周囲に影響の輪を広げていくしかありません。

強力なリーダーシップの四つの役割(良心・ビジョン・自制・情熱)・・・

①模範になる(良心)・・・自らが信頼に値する人間となる。共感による傾聴を実践し、従業員の理解に徹する。

②方向性を示す(ビジョン)・・・共通のビジョンや価値観を共有し、方向性を示す。

③組織を整える(自制)・・・ビジョンから外れないためのシステム(評価制度であったり、賃金体系であったり、福利厚生であったり、働くこと全般に共通するシステム)を構築し、マネジメントする。

④エンパワーメントを進める(情熱)・・・個人やプロジェクトに対して、エンパワーメントを行い、プロセスではなくて結果にフォーカスし、ボトルネックを取り除き、後方支援も行う。

この四つのリーダーシップを発揮し、実際に悪しき風土を改善していくには、幾らトップと言えども一人では立ちむかえない抵抗勢力(ボトルネック)が必ず存在します。

(社内外に置いて)共感してくれる仲間、応援してくれる仲間を集め、改革プロジェクトを立ち上げ“不退転の決意”を持って改革を推し進める。

先ずは“終わりを思い描き=ビジョンを策定”し、そこに向かうための第1の創造(準備・計画)を実行する・・・プロジェクトにかかわるメンバー全員が参加して企業としてのMS(ミッションステートメント)を書き上げる。

個人でも組織でも、「何をやろう」が先に来てしまうと、それ以上進めなくなります。

先ずはビジョンありき。そしてそこに向かうため、達成するために「何ができるだろう?」と自分に問いかけ続け、個人のあるいは組織の価値観と役割を明確にして、MSを書き上げる。

個人でも組織でも“順番が大切”なのです。

と、最後まで書いたのを見直してみたところ・・・社労士って、そんな経営者の応援団として、非常にやりがいのある仕事なんだと改めて(笑)

(連続投稿424日目)

 

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