230424「自らパラダイムシフトを起こしましょう!」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は黄色い眼鏡をかけて世界を見ています。あなたは緑の眼鏡をかけて世界を見ています。

当然に私にとって世界は黄色、あなたにとって世界は緑。

私「世界って黄色いんだね」 あなた「何言ってるの?世界は緑だよ」

そんなあなたを私が見ると、あなたの緑の眼鏡も黄色にしか見えない。

そして、自分が黄色い眼鏡で世界を見ていると言うことも気づかない。あなたも気づかない。

お互いに自分の眼鏡でしか世界を見ていなければ、自分のなかの“当たり前”フィルターを通してしか、世界を見ることはできないですね。

まさにパラダイムが違うと、これだけ見えてくる世界が違うということですね!

パラダイムは人それぞれ、価値観も人それぞれ。

違っていて“当たり前”なのですね。

この“違い”に気づかないままでいると、「自分が正しい、相手が間違っている」という“正義中毒”に陥ってしまいます。

まずは自分がどのような眼鏡をかけて世界を見ているかを知ること。パラダイムという概念が存在することを知ることが最初。

次に、自分はどんな状況のときに、どんな眼鏡をかけてしまうのかという傾向を知ること。

誰にでも視野が狭くなるパターンとか、反応的になってしまうパターンとかが存在すると思います。

そのパターンがわかれば、今は黄色ではなくて、緑の眼鏡をかけるシーンだと“意識化”できるようになります⇒自らの力でパラダイムシフトを起こせるようになります。

そのためには、今の状況や自分の気持ちや感情といったものを「ちょっと待てよ」といったん一歩下がって見てみる。目の前の木ではなくて、森全体を見てみる“自覚の力=メタ認知力”を高めることが必要です。

思考パターンを生みだすものがパラダイム。

パラダイムを変えることによって思考が変わり、行動が変わり、結果も変わってくるの原則。

相手の立場に立って、共感による傾聴で話を聴くためには、大きなパラダイムシフトが必要となります。その際に、この自覚の力が使えるのか、使えないのかで結果はまったく異なるものとなります(価値観は行動を支配し、原則は結果を支配するの原則)。

このパラダイムと四つの能力はことあるごとに、当ブログでお伝えしていますが、それほど重要で、これが使えるようにならないと「7つの習慣」が何ひとつ実践できないほど大切な原則だからです。

自覚の力を高めるのにもっとも有効な手段は“書きだす”ことです・・・というお話もなんどもさせていただいてまいりましたが、これからもお伝えしていこうと思っております。

なにごとにおいても基本に立ち返ることは大事ですよね。「7つの習慣」も迷ったら第1の習慣に戻る。

基礎がしっかりとできあがらなければ、家は建てられないのと同じです(笑)

原則=土台、スキル=建物の関係は絶対なんですね。

「自分の頭の中にある地図、思い込み、つまり基本的なパラダイムと、それによって受ける影響の程度を自覚し、理解するほど、自分のパラダイムに対して責任を持てるようになる。自分のパラダイムを見つめ、現実に擦り合わせ、他の人の意見に耳を傾け、その人のパラダイムを受け入れる。その結果、はるかに客観的で、より大きな絵が見えてくるのである」p23

(連続投稿432日目)

 

 

コメント