230423「その場にいない人に忠実になる」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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非情に恥ずかしい話をさせていただきます。

私が「7つの習慣」に出会う前の話し。まだ会社員だったころ。

企業に限らず、人が集まれば一人か二人くらいは、人の悪口や陰口を言うことで自分の承認欲求を満たしたいと思っている”かまってちゃん””こまったちゃん”はいると思います。

以前、私が勤めていた職場にも一人か二人どころか、数名の人間が「その場にいない人に忠実ではない」態度、すなわちその場にいない人の悪口・陰口、不平不満を言う人間がいました(当然に会社内の雰囲気も悪い)。

その内の一人が強烈で、AさんがいないところではAさんの悪口、不平不満、BさんがいないところではBさんへの悪口、不平不満・・・毎日、毎日、聞かされていました。

 

しかも私たちが「そうだよね」と同意するまで、「そう思わない?」と何度もなんども同意を求めてくるのです。

あまりにしつこいので、一度だけ反撃に出たことがありました。「そこまで思うのだったら、直接本人に話してみれば?」と。

返ってきた答えは「言うだけむだ。言う気にもならない」・・・駄目だこりゃと思いましたね!

以来、その方のワンマンショーが始まると、他の皆さんと歩調を合わせて「そうだね、○○さんの言う通りだよね」と本意ではないが、同意をすることでその場を納めていました。

きっと、私のいないところでは私の悪口を言っているんだろうなと思いつつ。

そんなある日、攻撃対象になっていた上司から私が呼び出されました。部屋に入るなり、「お前、俺のことずいぶんと言っているらしいな・・・○○から聞いたぞ」と凄い剣幕で詰め寄られ絶句してしまいました。

例え一緒になって悪口、陰口、不平不満を言っていなかったとしても、同意したという行為は同じことなのですね。

あれから時は経ち、「7つの習慣」と出会い、今もしも同じ状況に遭遇したらと考えてみました・・・

①一番の選択肢はやはり「そんなに不平不満があるのなら直接本人と話をすればいいじゃないか」と面と向かって、冷静に淡々と述べますね。

「言ってむだ、言う気にもなれない」と言ってきたら「じゃあ、この会話は終わりにしよう」と話題をストップします。

「○○さんだって、こんなに良い面もあるのでは?」と擁護に入るかもしれません。いや、きっと擁護するでしょう!

②こっちの状態があまり宜しくないときであれば、その場からいなくなります!聞かないということです。

とにかく、「7つの習慣」を学んだお陰で、沢山の原則というものを知りました。実行に移す勇気も持てました。

「その場にいない人に忠実である」という原則も鋭意実践中です。

「知っていても実行しなければ、知らないことと同じである」とコヴィー博士は言っています。

周囲にそういう輩が居たら、できることなら縁を切るか、できるだけコンタクトを取らない、距離をおくことがベストです。

特定のグループのなかでの同調圧力に対して、自分一人で闘うことは非常に困難なことだし、勇気も必要です。

場合によっては、自分が標的にされることもあります。

そんなときは、「へ~~、そうなの?ところで・・・」話題を変えてスルーしてしまうことを練習してみてください。

自分の身を守りつつ、相手も守る魔法の言葉(笑)

「7つの習慣」を読みこみ、理解に努め、実践していくなかで、様々なできごと(刺激)に対して、自分のものの見方や考え方(パラダイム)が変わってきていることに驚きます。

どんな場面でも、誰に対しても・・・「その場にいない人に忠実である」実践しています。

お陰様で現在、私の周囲、私がお付き合いをさせていただいている方々は、「その場にいない人に忠実である」方ばかりです!感謝。

恐らくインサイドアウトで自分が変わったからですね!

「誠実な人間となるもっとも大切なことは、その場にいない人に対して忠実になることである。その場にいない人に誠実な態度をとれば、その場にいる人たちの信頼を得られる。いない人を擁護して守ろうとするあなたの態度を見れば、居合わせた人たちは、あなたを信頼する」p270

(連続投稿431日目)

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