第248/365回:「アドラーVSコヴィー博士」-1

7つの習慣 児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「7つの習慣」はコヴィー博士が数ある文献や資料を読み込み、その中から成功者の法則(=長期的・継続的な成果を得る法則)を見つけ出し、体系化した書籍です。

勿論、アドラーからも多いに影響を受けたと思われます。「課題の分離」などまさにドンピシャですよね!

「嫌われる勇気」を読み返したところ、他にも「7つの習慣」とぴったりと重なる部分が多々ありましたので、用語は異なるものの意図することは同じものを幾つかをピックアップしてみました。

アドラー+コヴィー博士の普遍の法則です(強力 笑)

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①「自己決定性」「どんな状況でも、それをどう捉えるか?どう考えるか?決定は自分自身の手にかかっている」「何かのせいにするのは言い訳である。自分の人生は自分自身で決定したもの」by アドラー

“パラダイム(ものの見かたや考え方)”と“主体性”
「問題をどう見るか?それこそが問題なのである」「私たちの行動は、周りの状況では無く、自分自身の決定と選択の結果である。主体性とは自分の人生を引き受けることも意味する(=自責思考)」by コヴィー博士

 

②「共通感覚」自分のモノサシでは無く、他の人の目線でものごとを見たり、考えたりすること。「共通感覚を身に付けると、誤った(~べき・~ねばならないと言った)“思い込み”“極端な考え“を手放すことが出来る」by アドラー

“パラダイムとパラダイムシフト”“反応的”
「“(遺伝的・心理的・環境的)決定論のパラダイム”に縛られている人は、自分はこういう人間だと言う思い込みを強くし、その思い込みを裏付ける証拠を自分で作り上げてしまう。こうして被害者意識が増していき、感情をコントロール出来ず、自分の人生や運命を自分で切り開くことが出来なくなる。自分の不幸を他者や環境のせいにする。星のせいだとまで言い出しかねない」by コヴィー博士

 

③「課題の分離」自分がコントロール出来ることとコントロール出来ないことを分けて自分がコントロール出来ることのみに集中すること。by アドラー

⇒正に“影響の輪と関心の輪”です!
「主体的な人は、影響の輪(自分でコントロール出来る問題)の領域に労力をかけている。一方、反応的な人が労力をかけるのは影響の輪の外(=関心の輪:自分ではコントロール出来ない問題)である」by コヴィー博士

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これは面白い企画です(自画自賛 笑)大変長くなってしまうので、続きはまた次回に。

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