「7つの習慣」は個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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「7つの習慣」は偉大なる成果を出し続けた偉人たちの”共通した原理原則”が描かれた書籍でもあります。
原理原則とは、冒頭部分でも書いておりますが、時代も国境も人種をも超越した、絶対に変わらないもの・・・普遍的で不変な法則。
例えば、自然界の原理原則で例えるなら・・・水は高いところから低いところに流れる、太陽は東から昇って西に沈む、地球は自転しているなどが挙げられるでしょう。
人間にもこうした変えられない作用が働いているということです。勿論、この原理原則に反した生き方、反作用する生き方を選ぶこともできます!
しかし、原則に反した生き方をしていると、待っているのは絶望的な不幸。
なぜならば・・・上記④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するものだからです!
過去になんどもお伝えしてきました「価値観は行動を支配するが、原則は行動の結果を支配する」法則。これもまた原則です。
そして、原則には良い原則と悪い原則があり、限定列挙できるものではありません(原則360度説)。
悪い原則を例に挙げると・・・不誠実、不寛容、嘘、欺瞞、怠惰、不健康、無知、搾取など、これも良い原則並みに無数に存在します!
原則について、もう少し深堀りして行きましょう!
”人類普遍の原理原則とは”
下記画像をご覧ください(ワードプレスでは図表挿入ツールが無いため、見ずらいダウンロード画像となってしまいますが)。
赤・青・緑の三つの円が重なっています。
これをAさん、Bさん、Cさんと仮定します。
Aさんは赤色の価値観を持っています。
Bさんは青色の価値観を持っています。
Cさんは緑色の価値観を持っています。
個人でも組織でもそれぞれのカラー=価値観が必ずあります。
10人いれば10人が異なる価値観を持っていますね!
さて、この三つの円の重なる部分(濃い緑になっている部分)、この部分が人類共通の”普遍的で不変の原理原則”部分と呼ぶことにします。
”人類の成長と幸福を左右する原則と長く繫栄した家族や組織の根っことなる自然の法則”と呼んでいます。
例えば、誠実さや正直さ、人間の尊厳、奉仕や貢献、本質や美徳、可能性、忍耐、教養、励まし・・・などがこの原則に当てはまります。
日本人で言うところの、道徳的倫理観と言ったところでしょうか?
つまり、どんなに一人ひとり、あるいは組織がそれぞれの価値観にもとづいて個性や特性を発揮しても、この部分だけは共通である、この部分だけは外せない、この部分だけは変えられない普遍的で不変の法則と言い換えることが出来ます。
いくら個性や特性を発揮しても、それが原則に則った行為でない限り、個人も組織も”真の成功=長期的・継続的な効果”を得ることはできません。
「人間の行動を導く指針であり、議論の余地すらない自明の理であり、この原則に反した生き方をすれば、永続的な幸福や成功は手に入らない」
言葉だけで理解しようとすると、非常に難しいですよね!?
簡単にいうと(最初に言え!という感じですが 笑)、「良心に照らして、善い行いをしましょう!」ということです。
その言動をとった後に何となく”後ろめたい感じ”がするときは、原則に外れている可能性が高いです。
この原則を理解することが「7つの習慣」を理解することにもなりますし、裏を返せば原則を理解せずに「7つの習慣」を理解することは出来ません。
でもご安心ください!「7つの習慣」そのものが原則ですので、「7つの習慣」を読みこんでいれば”原則”は理解でき、身についてきます!(^^)!
(投稿番号438)