230711「黄金の卵とガチョウの話し」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」に関する二つの講座をご案内します。

1.「7つの習慣実践会」・・・
書籍を読み込み、テキストに書き出す(考える・アウトプットする)というワーク、読書後の感想やテキストを書いてみた感想などのシェアを通じて、「7つの習慣」の理解と実践力を高めていただきます。

・こんな方におすすめ:「7つの習慣」の基本理解と実践力を高めたい方。「自立」から「公的成功」という”成長と変化の扉”を開けたい方。

・受講日程および回数:毎月1回×全11回/年開催。1セッション3時間程度(日程および時間は応相談)。

・受講料金:一回のセッションごとに5,500円(税込み)。

・受講方法:オンラインまたはリアルセミナー。

2.「7つの習慣セルフコーチング一般講座」・・・
自己対話の原則を学び、「7つの習慣」に基づいたセルフコーチングを実践できる状態を目指すプログラム。
事前学習動画とテキストへのアウトプット、シェアを通じて自己対話力=セルフコーチング力を身につけ「なりたい自分になる」ためのセルフコーチングプログラム。

・こんな方におすすめ:達成したい目標がある方、人生の選択に悩んでいらっしゃる方、自分らしさとは?自分らしい生き方とは?探していらっしゃる方、自己成長を遂げたい方。

・受講日程および回数:7時間×1日または3.5時間×2日(日程および時間は応相談)。

・受講料金:66,000円(税込み)

・受講方法:オンライン。

◎お問合せまたはお申込み方法・・・下記URLよりお願い致します。
https://forms.gle/VSLuy4EB5VNKBqGz6

*いずれのプログラムも個人向けであり、企業研修は致しません。

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PとPCが難しいというお話を耳にします。書籍からの引用ですが、有名なイソップ物語です・・・

”貧しい農夫がある日、飼っていたガチョウの巣の中にキラキラと輝く黄金の卵を見つけた。最初は誰かのいたずらに違いないと思い、捨てようとしたが、思い直して、市場に持って行くことにした。
すると卵は本物の黄金だった。農夫はこの幸運が信じられなかった。翌日も同じことが起き、ますます驚いた。農夫は、来る日も来る日も目を覚ますと巣に走っていき、黄金の卵を見つけた。彼は大金持ちになった。まるで夢のようだった。
しかしそのうち欲が出て、せっかちになっていった。一日一個しか手に入らないのがじれったく、ガチョウを殺して腹の中にある卵を全部一度に手に入れようとした。ところが腹をさいてみると空っぽだった。黄金の卵は一つもなかった。しかも黄金の卵を生むガチョウを殺してしまったのだから、もう二度と卵は手に入ることはなかった”

さて、ここからが本題。

農夫にとってP(心から望む成果)は、「黄金の卵」そして、その「卵を生むガチョウ」PC(成果を得るための能力やスキル)。
二兎を追うものは一兎も得ずというお話ですね。

このPとPCのバランスが大事であると、コヴィー博士は言っています。

北風と太陽の話しもご存じだと思います。

北風と太陽のP=望む成果は、旅人のコートを脱がすということでした。
その為に、どんなPC(スキルや能力)を使ったかというと、北風はビュービューと強い風を吹かせるというPCを使って、旅人のコートを飛ばしてしまおうともくろみました。太陽はぽかぽかと暖かい日差しを当てるというPCを使って、旅人のコートを脱がせることに成功しました。

同じPであっても、それを達成するためのPCが間違えていたらPは得られない!ということをご理解いただけたでしょうか?

他にも・・・

Pが切れ味の鋭い包丁であったら、PCはまさに刃を研ぐことになるでしょう。
Pが健康な身体であったら、PCは運動・睡眠・食事となるでしょう。

このように、P/PCバランスはすべてのことに作用します。バランスを崩すと反作用します。

例えば、第1の習慣のPが”反応的にならないこと”でしたら、そのためのPCは自分の感情を整えるための”瞑想やメモ書きなどを習慣化する”ことが考えられますよね?

第2の習慣のPが”価値観の明確化”であるとしたら、そのためのPCは”価値観を言語化する=書き出す”ことであったり、”ミッションステートメントを作成する”ことになるかもしれません。

このように第1~第7の各習慣すべてにPとPCを書き込んでいくと、総合的なPは”7つの習慣を実践すること”であり、そのためのPCは”書籍を読み込むこと”であるかもしれないし、”7つの習慣セルフコーチングや実践会を受講すること(番宣 笑)”であるかもしれません。

「7つの習慣」を理解し、実践するという成果=Pを得るために、書籍を読み込む力を身につけたり、「7つの習慣」に対するパラダイムを変えてみることがPCであるとも言えるでしょう。

「Pに何か問題があるときこそ、PCを高めるチャンスだということである」とコヴィー博士は述べています。

Pが”良好な親子関係”であるにも関わらず、会話もない険悪な親子関係が続いているのであれば、それは”共感による傾聴”というPCを高めるチャンスと言えるかもしれません。

Pが”健康な身体”にも関わらず、しょっちゅう具合が悪い状態であるとすれば、それは”良質な睡眠を確保する”というPC、”バランスの良い食事を摂る”というPCを高めるチャンスと言えるかもしれません。

ピンチはチャンスということですね!

最後にPCばかりに力をいれている=ガチョウのお世話ばかりしているとどうなるのか、これも書籍のp66に書かれています。

永遠に黄金の卵が手に入らない状態ですね。卒業というPが欲しいがために、何年間も留年を繰り返し、永遠の学生シンドロームから抜けられない。健康というPが欲しいために、他のことには目もくれずに一日中運動ばかりしている。お金というPが欲しいために、家族のことは省みずに休日も出社して仕事ばかりしている。

このように、PとPCのバランスを考えなければ、真のPは手にはいらない=失うものの方が大きいという結果が待っています。

さて、難しいと言われるPとPCについて、「なるほど!そういうことか」とご理解いただけたでしょうか。

(投稿番号470)

 

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