「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。
今回は特別編で、イチローが教えてくれた「7つの習慣」?とでもタイトルを付けて投稿させていただきます。
皆さんは覚えていますでしょうか?
2009年第2回WBCの優勝決定戦前まで、あり得ない程のスランプ陥り「心が折れかけた」とまでイチローに言わしめた大会。
そして、見事に日本中の期待に応え、列島に感動と歓喜の輪(正に影響の輪)を巻き起こしてくれたイチローのセンター前ヒットを。
あの世界のイチローが初めて“恐 怖”を感じたと言う一打席。
イチローはこの困難な状況に対して、どう自分と向き合い?そして結果を出せたのか?
ヒントはインタビューの中にあります
以下。
あの打席に向かう前にイチローは一人実況中継を始めます・・・
「来たか!ここで打ったらえらいことやな!打たなかったらもっとえらいことやな・・・」
「こう言う思いが頭をよぎった時は、結果はあまり出ないんですよね。雑 念が色々と入って来てる訳だから・・・」
「しかし(雑念が)よぎってしまった以上、これは消すことが出来ない。僕の脳みそがそう言っている訳ですから」
「よぎってしまった以上は、この流れに便乗して行こうと・・・」
一人実況中継は続きます・・・
「さあ、この場面イチロー選手バッターボックスに入ります」
2OUT2・3塁となり・・・
「これはえらいこっちゃ!!」
「はいファール・・・(次の球も)はいファール・・・」と実況が続きます。
インタビュアー:「えらい余裕があるように感じますね?」
「余裕じゃないんですよ。自分の気持ちに便乗していただけなんですよ」
「こうなってしまったら、マイナスのことも考えたけど、ちょっと楽しいことも考えないと、もうやってられないみたいなね!めちゃくちゃ怖いですよ。オフに日本に帰れね~みたいな」
そしてネガティブなことも考えながら、実況中継は続いていましたが、5球目のボールになりそうな低めの球をファールにした時に・・・
「あのファールをした時に“いただきました”って言う感じになったんですよね!勝負してくれればかなりの確率でヒットが打てると・・・」
ここで実況中継は終わります!そして、見事に日本中に感動と歓喜の影響の輪を広げてくれたイチロー。
「あの球をファールに出来たことが行けると思ったのでは無く、結果的にファールにはなったけど、あのボールをヒットに出来ると言う感 覚を持った”(もう一人の)自分がいる”と言うことだったのでしょう。これでもう何来ても行けると思ったんですよ!」
如何でしたか?
どんな状況に対しても、自分を俯瞰的に見ることが出来て、結果”もう一人”のイチローが「行ける!」と確信にいたったあの打席。
冷静かつ瞬時に、自分の今の状況を俯瞰して見る“自覚”が働き、実況中継の中で“想像力”をふるに使って、行ける!と自分を信じる“良心”が働き、来た球を捉えると言う“意志”が機能しています!
イチローは以前インタビューで「本は読まない。他の人が考えたことだから」と言っていたので、恐らく「7つの習慣」は読んだこと無いと思われますが(笑)
他にも大谷翔平や羽生結弦と言った世界で活躍するようなアスリートは、こうした能力を自らの努力の中で培ってきたのでしょうね!
次回はミッションステートメント最終回に入ります。