46回:第2の習慣~あなたの内面の中心にあるもの④

児玉伸也社会保険労務士事務所 児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は読んだだけでは効果がありません!実践してこそ初めて”効果”と”効果性”が得られます。御前崎市在住のガーデニング社労士、児玉伸也の「日本で2番目に判りやすい、7つの習慣実践講座」にようこそ。

あなたの内面の中心にあるものは何?Part.4

この内面の中心を理解することで、「終わりを思い描く」の集大成である「ミッションステートメント(後述)」を作成する際に、自分の価値観が明らかになっていきます。

教会中心:コヴィー博士は敬虔なクリスチャンだったようです。「7つの習慣」も随所にキリスト教的思想観が見え隠れしています。そして、「7つの習慣」に限らず、キリスト教(他宗教も)が背景にある思想は、私のようなクリスチャンでは無い人間には本来の理解が出来かねる部分もあります。信教は人それぞれ信仰の自由がありますので、それはそれで良いのですが、この教会を内面の中心に置くと言う生き方は、私には本来の理解が出来ない為、割愛させていただきます。

自己中心:自己中心の方も多いですよね!自分さえよければ良い。この考えは他者貢献・社会貢献(利他の精神)と言う原則に明らかに反しています。権力やら財やら何かの外的要因で人があなたのもとに集まって来るので、その時は「自分は正しい」と惑わされてしまいます。しかし、失った時に気づくのです。裸の王様だったことを!自分さえ良ければ良いと言う”わがまま”な姿勢は、何も生み出さないどころか、破滅への道を歩みます。

 

さて、ここまで幾つかの内面の中心に置くものと、その効果について触れて来ましたが、実際これだけが中心!と言う方も少ないでしょう?ある時はお金が中心になり、夫婦が円満の時は家族や配偶者が中心となり、楽しみたい時は娯楽が中心となり・・・中心が複合的に混ざっている方が殆どだと思います。各言う私もそうです!

しかし、一時的に何かに時間や愛情や労力を傾けると言うことは、それらを内面の中心に据えていることとは異なります。コヴィー博士の述べている中心とは、先に挙げた事例のようなことが人生の全ての中心であってはならない!と言うことです。

中心とは常に心の軸となり、外的要因にも左右されず、戻るべき場所なのです。

この自分の軸となる部分、内面の中心となる部分を常に意識して生きていれば、一時は他のことに心を向けても何時でも中心に戻ってこれます。

それでは、この軸となる中心とは何か?何を中心に据えれば人生の調和を成し、主体的な人間となれるのか?

それが”原則中心”の生き方です!

「中心をころころと変えて生きる人生は、ジェットコースターのようなものだ。ハイな気分でいると思ったら急降下し、短所を短所で補い、その場その場を何とかしのごうとする。これでは指針は常にぶれて方向が定まらず、普遍的な知恵も、確かな力の供給源も、アイデンティティーや揺るぎない自尊心も生まれない」

(原則中心の生き方は次回に)