第197回:「勝ち組と負け組と言うパラダイム」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「勝ち組と負け組」・・・社労士に限らずこの言葉大好きな方々沢山いらっしゃいます。

何を持って勝ち組なんだろう?何を持って負け組なんだろう?この言葉聞くたびに理解が出来ず、しかも不快な気持ちになります・・・勿論、その方なりの意味付けはあるのでしょうが!?

スポーツの世界と違って、勝ち負けの“基準”が判らない。望んだ成果を長期的に得ることが勝ち組だとしたら、そういうパラダイムもあるのでしょうが・・・

そもそも人生はゼロサムゲーム(どちらかが勝って、どちらかが負ける)では無くて、お互いに力を合わせて協力する舞台であると思っているので、こうした勝ち負けにこだわる方って、Win-loseのパラダイムでしか世の中を見ることが出来ないのでしょうね。

“豊かさマインド”では無くて、“欠乏マインド”に支配されているのでしょう。

高圧的でマウントを取りたがる人間にこうした傾向が見られます。

パワハラを行う人間にも同様のパラダイムがあります。可哀そうで残念な人たちです。

勝ち負けの中に“価値観”を見出す人は、”原則中心”では無くて、敵中心・仕事中心・お金中心・所有物中心・自己中心のパラダイムで世の中を、人生を見ているのだろうな?

良心に問いかけてみて欲しいです。「この価値観は原則から外れていない?」と。

一方で、“豊かさマインド”を持っている人は、利他の精神・感謝の気持ち・貢献の精神・自分と他人を比べないと言った原則に従っているので、勝ち組とか負け組と言った発想すらありません。

目指すところは“(全員がwin-winとなれるような)相互依存”となります。

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