第229/365回:「ほめる・承認する・共感する」-2

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は「ほめる」についてお話させていただきます。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、”ほめてやらねば”、人は動かじ」山本五十六・・・この言葉は余りにも有名なので知っている方が大多数だと思いますが、実はこの言葉、続きがあったことを先日のセミナーで初めて知りました💦

「話し合い、耳を傾け、”承認し”、任せてやらねば、人は育たず」・・・ほめる⇒承認するにステップアップしています!そして承認することで人は育つとも。

「7つの習慣」で当てはめて考えると、話し合い(⇒先ず相手を理解する)、耳を傾け(⇒共感による傾聴)、承認し(⇒違いを尊重する?)、任せてやらねば(⇒全面的デリゲーション)、人は育たず(個人のリーダーシップに気づかせる)・・・となりますね!

大きなくくりですと、「ほめる」と言う行為も、「承認する」行為の類型の一つに含まれています。

但し、前回も書きましたが「ほめる」と言う行為は、どちらかと言うと立場が上の人間が下の人間に対して行われることがほとんどで、ほめる側が意識していないと”上から目線のほめ方”になったり、これは「承認する」にも言えることですが、”過大にほめ過ぎる”と相手もほめてもらうこと(=承認してもらうこと)が、行動の目的になってしまって、それが過ぎるとブッダの言う嫉妬=承認欲が満たされない怒りを抱いてしまう結果を招いてしまうことです!

またアドラーに登場してもらいますが(笑)、アドラーは「ほめる」行為が逆効果になってしまうリスクとして、ほめられる側が”上から目線で評価されている”と感じたり、”ほめられないと行動できない人になってしまう可能性がある”と挙げています⇒ブッダが言っていることと同じですね!

「ほめる」ことも「承認する」ことも過大な行為になってしまったら逆効果になってしまうと言うことです。

「事実を」「Iメッセージで」「and so」「相手を尊重し」「誠実に」で伝えるのが基本です。

私自身も余りにも過剰にほめられると、余り良い気持ちはしませんし、「それってほめ殺し?」のような経験もあります(笑)

勿論、自然体でほめられたら「ほめ言葉はプレゼント」と素直に受け取ってます。

「7つの習慣」では、前回と同様「ほめる」「承認する」と言う個々のケースには触れていませんが、これらを大きく含む原則として「先ず、相手を理解する」と言う原則と「共感による傾聴のスキル、そして相手の成長を促したいのだったら「全面的なデリゲーション(相手に任せる)」を実行し、「違いを尊重し」「豊かさマインド」を持って、相手とのwinを”考えてみる”ことで長期的・継続的な人間関係が築かれると書かれています。

相手への興味・関心を示し、”先ずは理解に徹すること”が「ほめる」にしろ「承認する」にしろスタートですよと言うお話でした。