第231/365回:「上條さんに学ぶ 7つの習慣」

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「7つの習慣」のトップファシリテーター&コーチでもあられる上條富彦さん。

「7つの習慣に学ぶ 心配ぐせをなおす術」と言う著書を拝読しました。

様々な相談者に対して、上條さんが問答形式で「7つの習慣」で回答して行くと言うファンにはたまらない一冊!

その中で、私が日頃から考えていたり、回答していたりする内容と上條さんの回答が重なっている部分もあり、「やはり、私の答えは間違っていなかったんだ!」と確信をいただけた回答がありましたので、ごくごく一部ですがご紹介させていただきます。

*Q&Aは要点を短くするために、加筆させていただいてます。

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Q:「7つの習慣を実践するにあたって、何から手を付けてよいのか?さっぱり判りません」

A:「先ずは”4つの側面”を継続的に磨いて行きませんか?一つ一つは小さなことなのですが、コツコツと続けるうちに自信となり、人生を生きるモチベーションが高まります・・・それが望む未来へと突き進んでいく原動力になります」

◎「4つの側面」は上條さんがおっしゃるように即効性のあるものではありません!しかし、自分がやろうと決意したことを継続して実践することによって、出来ている自分に対してモチベーションも高まり、自己肯定感も高まります。
そして、この「4つの側面」が磨かれれば磨かれるほど、人としての成長も実感できて、更に上を目指そうと言う気力人生に対する意欲も湧いて来ます!

私も「7つの習慣」のどこからどのように始めて良いのか判らないと言う方には、この「4つの側面を磨く」活動をご自分なりに考えてみて、実践することから始めるのが良いと思いますよ!と推奨しております。

更に上條さんは、未来を変えて行くヒントとして・・・

「望む結果を明確にすれば、やがてそれは決意となり、決意は知恵と力を与えてくれます・・・(現在の)状況があなたの未来を決めるのではなく、あなたが自分で未来を選択するのですから」

ともおっしゃています。

◎先ずは「終わりを思い描き」自分が望んでいる未来を明確にする徹底的に迷い悩んだ末、描かれた未来を実現しようと言う思いは、強い決意=覚悟となり、そこに近づくための”知恵と力”を与えてくれる。
この決意(覚悟)さえあれば、どのような選択をするのが良いのか?と言う”指針”も示してくれて、結果自分が望んだ未来(選択の結果)も手に入れることが出来る。

 


Q:「そろそろ定年も近づいてきたが、やりたいこともなく老後の幸せな生活がイメージ出来ない。仕事一筋で家庭も顧みない生活を送って来たので、家族からも相手にしてもらえず、ますます孤独な老後を考えると不安になる」

A:「自分の未来は自分で自由に決めることが出来ます。例えば、家で社会とは関わらずに一人で過ごしてもいいし、好きな物を好きなだけ食べてお金の続く限り遊び暮らしてもいい」
「家族との良好な関係を取り戻したいのであれば、自分の葬儀の場面を思い浮かべて、家族からこんな弔辞を言ってもらえたら最高に幸せな人生を生きることが出来たのか?想像してみることで、家族に置ける自分の役割が明確になって来て、自分の在りたい姿が見えてくる」
「その姿を目指して家族に働きかける(実際に行動に移す)。最初は家族からも(家庭のことなんて顧みなかったくせにと)鬱陶しいと思われるかもしれないが、それでも、相手の気持ちに寄り添う態度や行動をぶれずに続けることです。直ぐには無理でも、きっと何かが変わってきますよ」

◎ここでの上條さんの回答は正に「7つの習慣」の原則そのものをお伝えしています。
どんな未来を思い描くのかは各自の自由だし、どんな未来でも思い描くことが出来る。
本当に望む姿・在りたい姿は、「終わりを思い描くこと・・・人生の最後の場面を想像し、そこに参列してくれた家族他大切な方々からの弔辞を読み上げることで、自分の大切にしている価値観や良心が浮き上がって来る」
「終わりを思い描く」ことで、そこに至るための自分の役割”も明確になり、何をすれば良いのか?が見えてくる。

注)葬儀の場面(死の場面)を想像するのが辛い方は、生きている間にこんなことが達成出来て、こんな言葉を家族や友人からかけられたら最高に嬉しいな!と言うシーンを想像していただいても構いません。

後は行動に移すのみだが、大切なことは・・・相手の気持ちに寄り添う態度や行動をぶれずに続けること・・・これを継続して”ぶれずに”行うことによって、相手は徐々に心を開き、初めてあなたの話を聴く姿勢になる(第5の習慣~先ず理解に徹し、そして理解される)。

最後に相談者からの「今からでも(こんな年齢からでも)変われるのか?」と言う問いに対し・・・

「それを実現するのも”無理だ”と諦めるのも、すべて自分の選択次第。例え70歳からでも80歳からでも、気づいた時点で行動すればきっと未来を変えることは出来ます。決して遅くないから、自分で未来の脚本を書いてみませんか?」

と、大変勇気をもらえる言葉で締めてくださってます!流石です。

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如何でしたでしょうか?今回抜粋したのはこの書籍の中の本の一部です。

まだまだ、沢山の名回答が収められています。

私も日頃から意識づけしていることは、あらゆる出来事に対して「これって7つの習慣で考えると、どんな原則が当てはまり、どう行動(選択)していけば良いのだろうか?」と言う自分への問いです。

この問いが習慣化すると、更に(加速度的に)「7つの習慣」の理解と実践力が高まります!