230315「正義中毒と7つの習慣(自己対話を通じてメタ認知力をあげる)」-8

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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◎許せないをコントロールし、穏やかに生きるためには・・・

「正義中毒を抑制してくれる機能を持つ脳の前頭葉は加齢とともに委縮して行く傾向にあるので、そこから完全に逃れることは難しいと言えるでしょう」

しかし、この前頭葉の働きに人間はなす術がない訳ではありません。

そのためには、

「まずは自分が正義中毒状態になってしまっているかどうかを、客観的に考える。考えるようにすることがとても重要です・・・怒りの感情が湧いたときには、その感情を増幅させてしまう前にひと呼吸置いて、“自分は今、中毒症状が強くなっているな”と、判断するようにします」

これ、まさに「自覚」ですね!そして、“自分は今、中毒症状が強くなっているな”とつぶやくことで、”感情のラベリング”もおこなっています(できごとを客観的に見ることができるようになる訓練)。

「ちょっと待てよ」とスペースを意識して、今の状況を俯瞰してみる能力。「7つの習慣」でもっとも大切で鍵となる能力。

そして「セルフコーチング」で自分に問いかける「この状況はなに?今できることはなんだろう?」「10年後の君ならこの状況に対してなんと言うだろうか」など。

「7つの習慣セルフコーチング」ができれば、怒りをコントロールできるどころか、最良の選択肢を自分に示すこともできます。

そして、こうも書かれています・・・

「人間の脳は、自らの構造を観察し、フィードバックを得て自らを変えていく機能を持っています。つまり、脳自体が自分の働きを一つ上の層から俯瞰することができ、“自分にはこういう傾向があるから、今後はこうしよう”という具合に修正できるのです」

客観力・俯瞰力・メタ認知力は空想の産物でも想像の産物でもなく、人間の脳の仕組みがそれを具現化させるということですね。科学的に証明されている訳です。

残念ながら前頭前野が加齢によって委縮していくという事実は変えられませんが、老けない脳をつくるトレーニング方法がいくつか紹介されているので、ピックアップしていきますね。

①日頃から「自分はこう思う」「こうに決まっている」といった固定観念や常識、偏見を鵜呑みにせずに常に事実やデータを基に合理的思考や客観的思考を巡らせておく習慣を身につける。
⇒固定観念や一般常識、既成概念(~べき・~ねばならない・一般的には~・常識的には~・普通は~)を常に疑う姿勢ですね。「これは本当に正しいことなのか」「他にも見方や考え方があるのではないのか」「自分の思い込みに過ぎないのではないか」と情報を鵜呑みにせずに自分で調べるクセをつけておくということです。

②自分を振り返る時間を持ち、前頭前野を鍛えることにより“メタ認知力”は高まる。

「常に自分を客観的に見る習慣を身につけ、メタ認知を働かせることが、前頭前野を鍛えることにつながります」

⇒瞑想・メモ書き・自己対話の3種の神器メタ認知力(俯瞰力・客観力)=自覚の力はどんどん高まります!

ただし、自己対話にはモチベーションを高める良い質問と、自分を苦しい方向に追い込んでしまう悪い質問があり、さらには自己対話そのものが最初からできる人はなかなか居ないので、ご興味のある方は私から「7つの習慣セルフコーチング」を受講することをお勧めいたします(番宣 笑)

前頭前野を委縮させづらくする方法、他にも幾つか紹介されておりますので、続きはまた次回に。

(連続投稿392日目)

 

 

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