第260/365回:「アクティブリスニング 序章」-2

児玉伸也のブログ

今回より「共感による傾聴」を更に具体的に実践するためのテキストとして、赤羽雄二さんの「自己満足では無い“徹底的に聞く技術”」を取り上げ、「アクティブリスニング」を学んで行きます!

アクティブリスニングとは?

「共感による傾聴」をさらに深堀して、実践する“4つのプロセス”です!

4つのステップを経ることで“すべての悩みを解決する”と言う「自己満足では無い“徹底的に聞く技術”」の著者:赤羽雄二さんが考案された“人間関係改善⇒問題解決のためのコミュニケーションスタイル”です。

4つのステップとは?

ステップ①~相手の話しを真剣に本気で聴くことで、信頼残高の預け入れが貯まりま
す。

ステップ②~必要に応じて相手を“委縮させないように”質問させていただくことで、お
互いの理解が深まります。

ステップ③~真剣に聴いた結果、“問題の本質”が見えてきます。

ステップ④~アクティブリスニングを極めることで、“自然に解決策”が見えてきます。

注-1:書籍では「聴く」⇒「聞く」と表記されているので「聞く」と表記させていた
きます。
 -2:ブログ誌面の都合上、書籍のポイントのみを引用させていただいたり、言い回し
   をアレンジさせていただきます。

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【序 章】

1.何故ものごとが上手く進まないのか?

上司や部下(周囲の人間が)が言うことを聞いてくれない結果、職場でも家庭でも常にごたごたが付いて回り、ものごとが上手く進まずにイライラしたり、心が休まる暇が無かったり・・・こうした悩みやストレスの殆どの原因は人との接し方にある。

2.何故人の話が聞けないのか?

「相手の話しを聞くことよりも先に、自分のことを話したい」「相手の話しを聞く余裕が無い」⇒“自叙伝的反応”ですね! 若しくは、「相手のことを下に見ている」「相手のことが嫌なのでそもそも話を聞きたくない」などと言った“話の聞き方の姿勢”に問題がある。

3.ただ聞くことと、傾聴することとアクティブリスニングは何が違うのか?

アクティブリスニングとは、「真剣に、徹底的に相手の話しを聞き、質問をしながら話を聞くこと」であり、相づちを打ったり、相手の目を見たり、心から関心を持って真剣に徹底的に話を聞くこと。

「ただ聞くこと」と「アクティブリスニング」の大きな違いは、「真剣に徹底的に相手の話しを聞く」「質問もしながら理解を深める」こと。

「傾聴すること」と「アクティブリスニング」の違いは、「躊躇せずに質問しながら、理解を深める」こと。

4.アクティブリスニングの効果は?

仕事が上手く行かないことの原因の多くは、人間関係に問題があります。仕事が難しいと言うよりコミュニケーションに問題があります!

 ①アクティブリスニングをすることで、仕事上関わる周囲の人の知恵を尊重
し、経験を活かし、その気になってもらってうまく巻き込むことが出来ま
す(仕事上に限らず、プライベートに置いても)。
 ②アクティブリスニングをすることで、相手は心行くまで話をしてくれま
す。相手は話をしっかりと聞いてもらった、否定されずに耳を傾けてくれ
たと納得してくれます。
 ③アクティブリスニングをすることで、「苦手な相手でも関係が大きく好転
することがあります。

等々、アクティブリスニングをすることは“共感による傾聴”を実践することと重なります!

次回からは、詳細に入って参ります。

 

 

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