第314/365回:「選択でも妥協でもない第3の案」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「シナジーの本質は、お互いの違いを認め、尊重し、自分の強みを伸ばし、弱いところを補うことである」完訳版 p384

男女における最高のシナジーは、「新しい命を送りだすこと」と書かれています。

確かに!このシナジーのお陰で、人類は生き残って来たわけですから。

組織においてシナジーを創り出すためには、強力なリーダー(上司や親など)が必要です。

リーダーがプロジェクトの方向性を示し=正しい位置に梯子をかけ、メンバーを徹底的にフォローし、そしてデリゲーションすることで、プロジェクトは息を吹き込まれる。

一人一人が「私のため」ではなく、「私たちのため」に何ができるか?を考えるようになる。

企業・家庭・学校・コミュニティー・・・人が集まる組織ではシナジーは必ず生まれます!

ただ、その場に居あわせるだけでは、シナジーは生まれません。

一人ひとりが、お互いを尊重し、違いを認め合い、「選択」でも「妥協」でもなく・・・「第3の案」(大きな三角形の部分)があると信じる姿勢があればシナジーは生まれます!

アイキャッチ画像のA案がわたしの案、B案が皆さんの案だとします。

お互いに譲らなければ、どちらかを選択するか?あるいは低いレベルでのWin-Win=妥協を選ぶか、あるいはNo-deal(取引自体をやめる)に落ち着いてしまいます。

しかし、ここまで第1~第5の習慣を学び、実践されてきた皆さんであればシナジーを創り出すための、準備は十分にできています!

自覚・想像・良心・意志の力で、刺激に振り回されない自分軸(自分の考えや意見)を持ち、どうありたいのか?終わりを思いえがき(第1の創造)、そして第2の創造で実行(最優先事項を優先する)する。
自分のWinと相手のWinを考え、共感による傾聴で相手を理解することに徹し、違いを尊重し、勇気と思いやりのバランスを持って、自分の意見もハッキリと述べ・・・「私たちはさらに良い案(=第3の案)を創り出せる!シナジーを創り出せる!」と信じる姿勢があれば、何時でもどこでも、シナジーを創り出すことはできます!

言葉の交流、非言語の交流などあらゆる場面においても、ブレーンストーミングが始まると、シナジーに気づいていようがいまいが、シナジーは生まれているのです。

固定観念・既成概念あるいは「前例がない」など、新しい案を拒否するパラダイムにしがみついていたら、シナジーは生まれず、現状維持=衰退の一途をたどります。

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