第282/365回:「信頼口座の預け入れを増やす(後編」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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「信頼口座の預け入れ」を増やす6つの行動(後編)です。

④「期待を明確にする」
例えば仕事において「なぜそれをするのか?」「なんのためにするのか?」「役割はなんなのか?」「何時までにどういう結果が欲しいのか?」「使えるソースはなにか?」「進捗報告はいつ行えばいいのか?」などをお互いに“書面で合意”しておかないと、口頭だけの言った・言わないとなり、結果信頼関係の大きな引き出しとなってしまいます⇒ここは「win-win実行協定」で改めて深掘りします。

「最初に期待を明確にすれば、預け入れになる。これができるようになるまでは時間と労力がかかる。しかし、長い目で見れば時間も労力も大幅に節約できる。期待の内容をお互いにはっきりと了解しておかないと、人は感情的になり、ほんの小さな誤解が積もり積もって激しい対立に発展し、コミュニケーションが決裂してしまうこともある」完訳版 p269

⑤「誠実さを示す」
「誠実」を辞書で引くと・・・真心があって相手の気持ちなどを裏切らないような態度。

と出てきますが、コヴィー博士のいう「誠実さ」とは・・・

・「自分の言葉に現実を合わせること」

・「約束を守ること」

・「その場に居ない人に忠実であること」

特に最も大切なこととして「その場に居ない人に忠実であること」が書かれています。

「誠実な人間となるもっとも大切なことは、その場に居ない人に対して忠実になることである。その場に居ない人に誠実な態度をとれば、その場に居る人たちの信頼を得られる。居ない人を養護して守ろうとするあなたの態度を見れば、居合わせた人たちは、あなたを信頼する」完訳版 p270
「長い目で見れば、裏表なく正直で、親切な人こそが信頼され、尊敬される。相手を大切に思っているからこそ、その人に耳に痛いこともあえて率直に話すのだ。“信頼されるのは愛されるよりも素晴らしい”ことである。そして信頼されることは、ゆくゆくは愛されることにもつながるのだと、私は思う」完訳版 p272

その場に居ない人の悪口や陰口を言ったり、同調したりすることなく「〇〇さんは、こういういい面もあるよ」「私はそうは思わないけど、あなたはそういう考えなんですね」などむしろ養護する姿勢。もしも、言えない雰囲気であればその場から立ち去るという勇気も必要ですね。

また「誠実さ」については、このようなことも書かれています・・・

「誠実さとは、基本的には自分自身にどれだけ価値を置いているかということだ。自分に約束し、それを守る能力、“言行一致”のことである。自分を大切にし、自分を裏切らないことである。誠実さは人格主義の基本をなし、主体的な人間として成長するために欠かせないものである」完訳版 p195

皆さんの周りで「この人は信頼できる」という方は、やはり言行が一致している方ではないでしょうか?言うことがころころと変わったり、口先だけで責任を負わない人は信頼どころか、周囲の人も離れていってしまいます。

「7つの習慣」では、私的成功においても、公的成功においてもこの「誠実さ」というキーワードがたくさん出てきます!

それほど大事な原則であるということですね。

⑥「引き出してしまったときは心から謝る」
立場関係なく、自分に否があると理解できたときは、誠心誠意謝ることで、大きな預け入れとなります。

相手が誰であろうと、躊躇なくその場ですぐに心から謝ることです。言い訳は決してしないこと。言い訳をした時点で大きな引き出しとなり、二度と信頼を得ることは難しくなるでしょう。

「間違いを犯すのは問題だが、間違いを認めないのはそれ以上の問題である。間違いは許してもらえる。たいていの間違いは判断ミスが原因であり、いわば“頭で起こした間違い”だからだ。しかし、悪意や不純な動機、最初の間違いをごまかして正当化しようとする傲慢さは“心で起こした間違い”だ。心の間違いは、簡単には許してもらえない」完訳版 p276

「頭で起こした間違い」「心で起こした間違い」・・・深いです!!