「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コヴィー博士の言葉から読み取れることは・・・
過去にどんな辛い状況があろうと、現在~未来の自分の人生は自分が責任を負うこと、自分の内面を鍛えることで切り開いていける。
選択するという能力は、唯一人間だけが授けられたのであって、動物には自分の人生を選択するという余地はないと。
自分を子の世に送り出す親は選べませんが、その親からどのような影響を受けようとも、最後に自分の人生の脚本を描くのは自分自身である。人間には選択の自由があり、人生をいかようにも変えて行くことができるのだと。
幼少期に壮絶な虐待やいじめを受けた人が、すべて犯罪に手を染めているわけではありません!
心の闇に真正面から向き合い、その辛い体験を克服し、人々の模範となるような人間になった例はたくさんあります。
圧倒的に力の弱い子どもに虐待をする、ネグレクトをするような行為は絶対に許してはならないことです。
しかし、その子供がいずれ自分の中に眠っている能力に目覚め、自立し、公的成功まで手に入れる可能性は幼少期の体験だけでは決定されないということです。
常に問題は自分の外側にあるのではなくて、自分の内側にあるのです。
自立の段階で反応的にならない、できごとに左右されないという選択をすることもできるのです。
毒親に対しては、真正面から本音でぶつかること、それでもだめなら縁をきるという選択をすることで、その呪縛から逃れることもできます。
「あなたのためを思って」「あなたの将来のために言っているの」・・・子どもから主体性を奪い、自立を阻止する、いつまでも自分に都合のいい操り人形にしておきたい「毒親」が多用する言葉です。
「あなたのために・・・」が、どんな悲惨な結末を生むのか、ご興味がある方はこちらの記事をお読みください。
アドラー心理学では「嫌われる勇気」のなかで“トラウマは存在しない”と明言しています。
だから冷たいと思われるのでしょうね!?私も最初はアドラー心理学ってなんて冷たいのだ!と思いました(虐待⇒鬱病⇒引きこもりですら、自分の目的を達成するために自らが選んでいるということですから)。
今は「そうか、そうだよな!」と肚落ちしますが・・・
アドラーもコヴィー博士も同じことを言っているんですね。
だからこそ、コヴィー博士はいいます。流れを変える人になりなさいと。