第364/365回:「ストレスと7つの習慣」

7つの習慣 児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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先日、友人がホストをつとめるクラブハウスで“ストレス”についてのお話しが出ました。

私も“ストレス”という言葉を多用してきましたが、改めて「ストレスってなんだろう?」と考えるいい機会をいただきました。

ストレスを辞書で引いてみると・・・

ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。 外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。

書籍では遺伝的要因・環境的要因・心理的要因に当てはまりますね。

こうした要因はすべて外からの刺激です。

ここで刺激⇒反応を選択するのか、刺激⇒スペース⇒反応を選択するのかで得られる結果はまったく異なったものとなります。

様々な刺激に対して、人間は自覚・想像・良心・意志の力を使って、自分のことをコントロールすることができます。

例えば1日中雨が降り続いている天気のことはどうにもなりません⇒関心の輪。

ここで主体的な人は、「では、大きめの傘を持って行こう」とか「天気ばかりは仕方がない」「草花に水をあげないですむのでラッキー」と、どうにもならない関心の輪で起きたできごとに対して、影響の輪のなかでできることを行います。

これに対して反応的な人は、雨が降り続くと気が沈む、なんで止んでくれないんだとどうにもならない関心の輪のなかのできごとに対して、感情が振り回される。

「自分の力ではどうにもできない問題なら、笑顔をつくり、穏やかな気持ちでそれらを受け入れて生きるすべを身につけていく」完訳版 p101

これは高度なテクニックですが(笑)

同じできごとに対しても、人生において“主体的である”“反応的である”かによって、ストレスのかかり方はまったく異なるものになります。

ストレスと感じない人もいれば、ストレスと感じる人もいる。これって、自分で選択しているのですね。

私たちがストレスを感じるほとんどの原因が人間関係にあると思います。

仕事をふるのも人間だし、相手に期待してしまうのも人間。どんな人と会ってどんな話をするのか決めるのも人間。

ここで自分の気持ちを押し殺して我慢している状態がまさにストレスフルな状態だと思うのです。

Lose-winの状態です。

これが続くとメンタルやられたり、アップアップの状態で日々を過ごすという不幸な結果が待っています。

あらゆる刺激に対して、スペース(自覚・想像・良心・意志)を使って、「この状況で、自分ができることはなんだろう?」と問いかけてみることで、刺激に振り回されず、自分の影響の輪のなかでできることが見えてきます。

人間関係がストレスになっているのであれば、「勇気をもって自分の思いを伝える」「関係を断つ」という選択もできます。

そう、いつでも問題は自分の外側にあるのではなくて、自分の内側にあるのです。

そのできごとに対して、自分がどう反応するかあるいは反応しないかは自分で選択できるのです。

もちろん、すべての刺激に対してまったくストレスを感じない人はいないと思いますが、ストレスを預け入れするのか、ストレスを引き出すのかは自分次第ということになるのですね!

*すべてのストレスが良くないわけではありません。適度なストレス・・・多少負荷をかければ間に合う仕事や締切などはむしろモチベーションもアップし、パフォーマンスの向上にもつながります(ユーストレス)。すでに飽和状態なのに、さらに追い込みをかけるような過剰な負荷がかかるとメンタルがやられます(ディストレス)。

日ごろから、ストレスフリーな生活を送るために、運動したり、しっかりと睡眠を取ったり、瞑想したり、本を読んだりと4つの側面の刃を研ぐ活動を習慣化する=心身のベストコンディションを維持することも大切だと感じました。