第383回:「速さはすべてを解決する」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

人にものを頼んだり、任せたりすることを“デリゲーション”と言いました。

このデリゲーションには2種類あって・・・

◎使い走りのデリゲーション・・・いちいち細かな指示を出してやらせる。目を光らせながら部下を管理する結果、指示がないと動けない指示待ち人間が増える。

◎全面的デリゲーション・・・相手を信頼し、辛抱強く育てることにより、相手も成長し、自分も第Ⅱ領域にかける時間が作れるようになる(お互いにwin-winな状態)。ただし、人を育てるには長い時間と忍耐が必要である。

どちらのデリゲーションが効果性が高いのか一目瞭然ですが、全面的デリゲーションはパワーバランスが上の立場から下の立場の人間に行うのが通例です。例えば上司⇒部下とか親⇒子どもとか。

そうなると、部下を持たない部下や、子どもは相手に仕事やものを頼むことができなくなり、時間を作り出すことが困難な状態に陥りますよね。

上司から頼まれた仕事を「これ、お願いね」と同僚にふることは難しいでしょうし、「ノー」を突きつけるのはさらに難しいでしょう。

上司や親が“全面的デリゲーション”を理解していて、行ってくれる方だったら良いのですが、ほとんどの場合が上司や親の細かな指揮命令のもとで“使い走りのデリゲーション”をさせられていることが現実ではないでしょうか。

上司は仕事を丸投げし、親は子どもに片付けや掃除をやらせることで、自分たちの時間は多少は作れ、責任からも回避できる。これに対して部下や子どもはどのように対応したら良いのでしょうか?

非情に難しい問題ですが、実態としてはこちらの方が圧倒的に多い。

いくら「7つの習慣」を理解し、実践していても、上司や親に対して「その仕事は私のなかの燃えるようなYesに反しているので、お断りします」などとは言えませんよね(笑)

かと言って、上司や親に「7つの習慣」を読んで勉強してくださいとも言えない。

変わらない強者のもとで、弱者はどのように生きて行けばいいのか?これが正解だし、簡単という答えはありません。

どのみち自分がやるしかないのであれば、自分の仕事を速くする。1分でも10秒でも5秒でも速く終わらせるのが、唯一の方法のような気がします。

自分の身は自分で守るの法則。守っても攻められるようであれば、関係性を断つの法則(笑)

具体的に仕事を速める方法とは?に関しては、赤羽雄二さんの「速さは全てを解決する」をご購読ください!

これすべてできたら、目から鱗なSPEEDが身につきます(笑)

まさに”0秒思考”の領域にたどり着けるわけです。

 

コメント