230320「悪い習慣を断ち切ろう」

児玉伸也のブログ

「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。

原則とは・・・①万国共通で不変なもの
       ②質の高い結果を生みだすもの
       ③私たちの内面の外側にあるもの
       ④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
       ⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの

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刺激と反応の“刺激”と聞くと、誰かに嫌なことを言われたとか、何かイラっとするできごとが起こったとか・・・そんなイメージがありませんか?

刺激とは人間関係だけに限定されたものではなくて、自分の思考パターンと行動を生みだしてしまうすべてのできごとやものごとです。

例えば、私は今年にはいってからタバコを止めましたが、昨年まではタバコと言う刺激に対して、即反応して煙を吸っていました(笑)どこかに出かけてもまずは喫煙できる場所を見つけないと落ち着かないほど!

タバコという刺激に対して、即反応したらなにも考えずに火をつけますよね?

しかし、スペースを活用することによって・・・

タバコ(刺激)⇒「ちょっと待てよ、今タバコ吸ってるよね?」と自覚し・・・

「吸い続けたらどうなる?肺がんのリスクも高まるのでは?」「吸わないという選択肢もあるよね?止めればどんないいことが起こるのだろう?」「喫煙のメリットってなに?」と想像し・・・

「タバコを止めることは身体にも良いし、お金もたまる、時間も増える・・・いいことだらけだよね?」「止める?止めない?どちらを選択する?」と良心に問い・・・

そして最後は意志の力を使って「よし、今日から止めよう!」と行動に移す。

これが刺激⇒反応パターンと、刺激⇒スペース⇒反応の違いです。

パラダイム⇒思考・行動⇒結果(see-do-getサイクル)で私のパラダイムを覗いてみると・・・

以前の私のパラダイムは・・・「喫煙はストレス解消になる」でしたが、現在の私のパラダイムは「喫煙はいいこと一つもなし。吸わないメリット盛りだくさん」です。

パラダイムが違えば、思考・行動、そして得られる結果もまったく違ったものになりますよね。

お酒、ギャンブル、ジャンクフード、スイーツなどなど、依存性の高いものはすべて刺激に入ります!

もちろん、読書に依存したり、映画に依存したり、メモ書きに依存したり(笑)、マラソンに依存したりと身体や精神に良いことも刺激になりますが、そればかりに依存していると“共依存”状態から抜け切れずに、他のことができない・やれないといった悪循環を引き起こすことだってあります。

実際にランニング依存症という症状もあるそうです。体調が悪くても毎日毎日憑かれたように走り続けないといられない症状。

本当に身体を壊してしまい、走ることができなくなると禁断症状が発症して、罪悪感にふさぎ込んだり自分を責めつづけたりするそうです!

そもそものP(心から望む成果)=“健康な身体”であったにもかかわらず、PC(それを達成するためのスキルや能力)=“走る”ことばかりに集中してしまい、大事なP/PCバランスを崩してしまったのです。これでは本末転倒です。

すべてにおいてバランスが大事であるとなんども書かれています。

そして、良い習慣をつけることも大変ですが、悪い習慣を断ち切るのはもっと大変です!

習慣の力・・・

「習慣の引力も非常に強い。ほとんどの人が考える以上の強さである。先送り・短気・批判・わがままなど、人間の効果性を支える基本の原則に反する癖が根づいてしまっていたら、ちょっとやそっとの意志の力ではとても断ち切れない。生活を多少変えるだけで断ち切れるものではない。リフトオフには並外れた努力が要る」p48

もしも、刺激に対して無意識に反応してしまっている悪い習慣があったら、まずは言葉にだして、文字で書き出して、スペースを活用し自分に問いかけてみましょう。自覚・想像・良心・意志を一つひとつ埋めていくような感じです(笑)

習慣を続けることも断ち切ることも、選択出来るのが人間です。

覚悟と決意があれば必ずできます!

(連続投稿397日目)