「7つの習慣」は人が人らしく、自分らしい人生を生きるための、そして個人にも組織にも人間関係に置いても、長期的・継続的な効果(豊かで実りある人生)が得られる「原理原則」が描かれた書籍です。
原則とは・・・①万国共通で不変なもの
②質の高い結果を生みだすもの
③私たちの内面の外側にあるもの
④私たちが理解しなくても、受け入れなくても、必ず作用するもの
⑤自明的であり、理解すれば私たちに大きな力を与えてくれるもの
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前回まで全5回に渡って、「第Ⅱ領域」の時間を確保するための時間を作り出すためのスキルとして、赤羽雄二さんの著書「速さは全てを解決する」の中から”タスク処理が3倍以上となる思考法・実践方法”をご紹介してきました。
今回は箇条書きでその具体的なノウハウをまとめてみますので、一読していただいて直ぐにでも取り入れられそうなものは是非取り入れてみてください。
「即断即決・即実行」できる人=加速度的に成長できる人だと思います!
①毎日最低10枚以上の「0秒思考メモ書き」を行う。
②仮説思考を持つ⇒仮説⇔検証を繰り返す。
③ゼロベース思考を持つ⇒出てきた問題と解決策を検証する。解決できないのは、固定観念や経験に頼っている場合が高い。
④「なぜ」を繰り返し、「なるほど、そうだったのか」と肚落ちするまで深掘りする。
⑤情報を鵜呑みにせずに、自分の頭で考え、問題の本質・解決策に迫る。
⑥誰かに質問するときは、好意と尊敬の念を持って質問する。
⑦毎日朝と晩、30分ずつGoogleアラートやネット記事、メルマガ、TLからの情報収集時間に充てる。
⑧重要な記事は印刷して、重要カ所にマーキングしたり、自分の意見や考え・疑問点などを書き込みし、テーマに分けてファイルに保存する。
⑨通勤時間は英語の勉強をしたり、オーディオブックを呼んだりして学びの時間に充てる。
⑩ノートPCと大型ディスプレイを併用する。
⑪キュレーションツール(まとめサイト)をふる活用する⇒Googleアラート、メルマガ、ネット記事、信頼できる方からの情報など。
⑫SNSはFBかツイッターを利用し、有用記事を提供してくれる方々100名以上とつながっておく。
⑬信頼できるソース以外からの情報は話し半分で読み、必要に応じて裏をとる。
⑭海外のカンファレンス動画を見る。
⑮勉強会・セミナー、その後の懇親会に月1~2回は参加する。
⑯展示会にはこまめに行く(できれば月1回ペースで)。
⑱こちらの質問を歓迎してくれて、質問に対するレスポンスも早い”信頼できる人間”を同世代と同世代+5歳+10歳、-5歳、-10歳の幅で各2名ずつくらい確保しておく。
⑲自らが進んで講演・発表をすることで情報が集まる。
⑳ブラインドタッチの質を上げ、ショートカットキーを使いこなす。
㉑単語登録を200~300しておく。
㉒気になった言葉や記事は直ぐに調べるクセをつける。
㉓読書は最低でも月5冊以上。様々なジャンルの本を読む。
他にも書ききれなかったノウハウがいくつもご紹介されているので、少なくとも今回取り上げた23項目の半分でも取り入れることができれば、自分のタスク処理能力が見違えるほど速くなったことに気づくことができます!
実際に私がそうでした(笑)
今回ご紹介した方法は、赤羽さんご自身がマッキンゼー時代に”スピードアップせざるを得ない状況”に何度も追い込まれ、そのたびに工夫に工夫を重ねて実践してきたノウハウです。十分な検証済みのノウハウということとなります。
そして、成長する人や変化に対応できる人は、結果を出している人のやり方をTTP(徹底的にパクります 笑)します。
年齢からくる”瞬発力の衰え”や”脳のCPUメモリの容量の減少”は、これは物理的に仕方がないことですが、常に頭を使って自分で調べ、情報にアンテナを張り、刺激しあえる仲間を作っておくことで、現状維持よりはるかに高いレベルで仕事ができるようになります。
最後に赤羽さんの著書「最強の独学仕事術」より、一文を引用させていただいて締めさせていただきます。
そのためには、自分の仕事のスピードを本気で速めることが必要です。ありとあらゆる工夫をし続け、圧倒的なスピードを自ら体現します。口ではなく背中で見せることが、部下・メンバーを駆り立てます・・・背中で見せて感動させたうえで、”すべての仕事は3倍速くできる”と言い続け、それが実現するまで個別に、具体的に助言し、加速してもらいます。”自分はそういうアドバイスをされたことがない”と思っても、それとこれとは別です」
(連続投稿409日目)